機関紹介
13 大学共同利用機関法人

情報・システム研究機構国立遺伝学研究所
https://www.nig.ac.jp/nig/ja/「全ての生命活動は遺伝情報が基盤となる」
本研究所は、遺伝学の中核拠点として生命システムの解明を目指すため1949年に創設されました。現在は、情報・システム研究機構の一研究所として、国立情報学研究所、統計数理研究所、国立極地研究所と協力し新しい研究領域を開拓するとともに、研究コミュニティとのデータ共同利用や共同研究を推進し、大学等における研究力強化に貢献しています。また、大学共同利用機関として重要な使命である大学院教育(総合研究大学院大学生命科学研究科遺伝学専攻)を実践し、遺伝学研究分野の人材育成に努めています。
- 教職員数…88名
- うち:事務職員…17名
- 図書職員…0名
- 技術系職員…12名

本研究所は、日本の科学研究費(科学研究費助成事業)の獲得もトップレベルであり、生命科学分野における国内有数の研究教育機関です。日々、研究活動の支援を行うことにより、最先端の研究や基礎研究の取り組みを身近に実感できる大変やりがいのある職場です。このような職場環境の中で、好奇心に溢れ、何ごとにも積極的にチャレンジできる方、新たなより良い時代を我々と一緒に目指しましょう。
職員の声
石川 琴巳
情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 管理部 総務企画課 人事・労務係
(採用年度:2020年度 / 試験区分:事務)

- Q1現在の仕事内容について教えてください。
- A 教職員の採用や退職に係る事務手続きを主に担当しています。また、職員の勤務時間報告の確認、職員研修の受講管理、職員の健康や所内環境の整備のための安全衛生委員会の開催等のルーチン業務のほか、教職員の兼業依頼、年末調整、クールビズやハラスメント防止の案内、各種調査等について都度対応しています。
- Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
- A 複雑だと思われるような事務手続きであっても、相手に分かりやすく案内することで、明確に伝わるよう心がけています。
- Q3印象に残っている業務を教えてください。
- A 新設の研究室の先生から助教を1名採用したいと相談を受け、候補者の条件や採用希望時期などを伺い作成した募集要項をもとに、全国の研究機関・大学・学会合わせて90近くの機関にお知らせして、約3ヶ月間の教員公募を行ったことです。選考結果を待って引き続き採用に関する業務も行いますが、どのような教員を採用するかは研究室の運営に関わる大事なことなので、こうした業務に携われたことを誇らしく感じました。
- Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
- A 国立大学法人等職員は、私が採用される前に想像していたよりもずっと幅広い業務がありました。配属された部署により教職員や学生との関わり方も様々ですが、目の前の仕事を一つ一つ積み重ねていくと、少しずつ組織や人のことが分かってきて、自分が組織の一員として役に立っていると実感できる場面も多くあります。研究、教育に関心のある方にはとてもやりがいのある仕事だと思います。
柏原 美紗子
情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 技術課(配属:植物育成・開発支援部門)
(採用年度:平成30年度 / 試験区分:農学)

- Q1現在の仕事内容について教えてください。
- A遺伝研は、テニスコート約4面分の水田と、用途別の6つの温室を有しています。私の主な業務は、これら水田と温室の管理です。研究者が円滑にイネの研究を行えるよう、栽培環境を整えています。分子生物学的手法を用いた実験や、形質転換させたイネの塩基配列の解析にも取り組んでいます。また、所全体に係る作業環境測定や遺伝子組換実験申請に関わる書類の手続きを、先輩職員の指導のもと行っています。
- Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
- A数が多い種まきや収穫中は作業に没頭していますが、人と接する際は丁寧な対応を心がけています。
- Q3印象に残っている業務を教えてください。
- A採用1年目に初めての業務に追われていた毎日が印象に残っています。遺伝研の技術職員は、それぞれが異なる研究室や部門に在室しているため、自ら教職員や取引先の方に確認を取ったり、他部門の先輩にアドバイスを求めながら業務をこなす日々でした。また、専門知識を得るために、必要な資格も取りました。このような体当たりの経験が、現在の糧になっています。
- Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
- A築いてきたバックグラウンドを柔軟に活用することが重要であると、仕事に就いてみて実感しました。自身の専攻や得意分野を活かすのはもちろん大切ですが、働く上ではそれまでに培った思考力や対人能力を発揮することも必要になります。また、広い視野とやる気次第で、活躍の場はさらに広がるのではないかと思います。進んだ先が期待と異なることも多々あるかもしれませんが、みなさんにはどのような立場でも向上心を持ち続けていただきたいです。
国立大学法人等に属する31機関
国立大学法人
大学共同利用機関法人
- 情報・システム研究機構国立遺伝学研究所
- 自然科学研究機構核融合科学研究所
- 自然科学研究機構基礎生物学研究所
- 自然科学研究機構生理学研究所
- 自然科学研究機構分子科学研究所
- 自然科学研究機構岡崎統合事務センター