東海・北陸地区 国立大学法人等 職員採用試験

機関紹介

13 大学共同利用機関法人

情報・システム研究機構国立遺伝学研究所

https://www.nig.ac.jp/nig/ja/

「全ての生命活動は遺伝情報が基盤となる」
 本研究所は、遺伝学の中核拠点として生命システムの解明を目指すため1949年に創設されました。現在は、情報・システム研究機構の一研究所として、国立情報学研究所、統計数理研究所、国立極地研究所と共に新しい研究領域を開拓するなど、研究コミュニティとの共同利用や共同研究を推進し、大学機関等の研究力強化に貢献しています。また、大学共同利用機関として重要な使命である大学院教育(総合研究大学院大学遺伝学コース)を実践し、遺伝学研究分野の人材育成に努めています。

  • 教職員数…81名
  • うち:事務職員…18名
  • 図書職員…0名
  • 技術系職員…12名

採用担当からの
メッセージ

管理部総務企画課人事・労務係
nigjinji[a]nig.ac.jp
055-981-6716
〒411-8540 静岡県三島市谷田1111

 本研究所は、日本の科学研究費(科学研究費助成事業)の獲得もトップレベルであり、生命科学分野における国内有数の研究教育機関です。日々、研究活動の支援を行うことにより、最先端の研究や基礎研究の取り組みを身近に実感できる大変やりがいのある職場です。このような職場環境の中で、好奇心に溢れ、何ごとにも積極的にチャレンジできる方、新たなより良い時代を我々と一緒に目指しましょう。

職員の声

村形 宏人

情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 財務課 財務係
(採用年度:2022年度 / 試験区分:事務)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 主に支払業務や、決算業務を担当しています。日次業務として、教員や事務部が購入した物品や役務等に関する会計伝票及び証憑書類のチェックを行ったり、銀行で通帳記帳をし、入金に対応した債権の消込を行っています。また、月次業務として、通帳残高と帳簿残高の突合を行ったり、未収金残高の検証などを行い月次決算調書を作成しています。この他にも、現金管理や執行予算の振替、監査対応、各調書への回答などを行っています。
Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A 分かりやすい資料を作成することを常に心掛けています。決裁を取る際には、関係部署にも確認しやすいように、根拠となる部分を強調する等工夫しています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A 会計監査人監査の対応を行ったことです。日程照会から、各係へ監査資料の手配、取りまとめ、研究室へのアポ取り、監査会場準備、当日対応、報告書の作成まで、私が主体となって進めた初めての仕事となりました。監査結果は指摘事項なしで終了し、報告書を作成した際には安堵感と、やり切った達成感を感じました。また、当日の質疑応答をより円滑に進められるよう、規則や業務について理解を深めたいと思う良い経験にもなりました。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 国立大学法人等職員は、将来を担う人材として成長できること、研究のサポートができる魅力のある仕事だと思います。係ごとに担当業務は異なりますが、それぞれに面白さや自分の強みを生かせる仕事があると思います。また、上司や先輩職員など皆さん優しく、コミュニケーションが取りやすい、働きやすい環境です。みなさんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。
石川 琴巳

情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 管理部 総務企画課 人事・労務係
(採用年度:2020年度 / 試験区分:事務)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 教職員の採用や退職に係る事務手続きを主に担当しています。また、職員の勤務時間報告の確認、職員研修の受講管理、職員の健康や所内環境の整備のための安全衛生委員会の開催等のルーチン業務のほか、教職員の兼業依頼、年末調整、クールビズやハラスメント防止の案内、各種調査等について都度対応しています。
Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A 複雑だと思われるような事務手続きであっても、相手に分かりやすく案内することで、明確に伝わるよう心がけています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A 新設の研究室の先生から助教を1名採用したいと相談を受け、候補者の条件や採用希望時期などを伺い作成した募集要項をもとに、全国の研究機関・大学・学会合わせて90近くの機関にお知らせして、約3ヶ月間の教員公募を行ったことです。選考結果を待って引き続き採用に関する業務も行いますが、どのような教員を採用するかは研究室の運営に関わる大事なことなので、こうした業務に携われたことを誇らしく感じました。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 国立大学法人等職員は、私が採用される前に想像していたよりもずっと幅広い業務がありました。配属された部署により教職員や学生との関わり方も様々ですが、目の前の仕事を一つ一つ積み重ねていくと、少しずつ組織や人のことが分かってきて、自分が組織の一員として役に立っていると実感できる場面も多くあります。研究、教育に関心のある方にはとてもやりがいのある仕事だと思います。
柏原 美紗子

情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 技術課(配属:植物育成・開発支援部門)
(採用年度:平成30年度 / 試験区分:農学)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A遺伝研は、テニスコート約4面分の水田と、用途別の6つの温室を有しています。私の主な業務は、これら水田と温室の管理です。研究者が円滑にイネの研究を行えるよう、栽培環境を整えています。分子生物学的手法を用いた実験や、形質転換させたイネの塩基配列の解析にも取り組んでいます。また、所全体に係る作業環境測定や遺伝子組換実験申請に関わる書類の手続きを、先輩職員の指導のもと行っています。
Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A数が多い種まきや収穫中は作業に没頭していますが、人と接する際は丁寧な対応を心がけています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A採用1年目に初めての業務に追われていた毎日が印象に残っています。遺伝研の技術職員は、それぞれが異なる研究室や部門に在室しているため、自ら教職員や取引先の方に確認を取ったり、他部門の先輩にアドバイスを求めながら業務をこなす日々でした。また、専門知識を得るために、必要な資格も取りました。このような体当たりの経験が、現在の糧になっています。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A築いてきたバックグラウンドを柔軟に活用することが重要であると、仕事に就いてみて実感しました。自身の専攻や得意分野を活かすのはもちろん大切ですが、働く上ではそれまでに培った思考力や対人能力を発揮することも必要になります。また、広い視野とやる気次第で、活躍の場はさらに広がるのではないかと思います。進んだ先が期待と異なることも多々あるかもしれませんが、みなさんにはどのような立場でも向上心を持ち続けていただきたいです。