東海・北陸地区 国立大学法人等 職員採用試験

仕事案内

技術系仕事案内

技術業務は、専門によって業務内容が異なり、それぞれの専門的な知識・技術を活かして下の「施設系」または「研究支援系」の業務を行っています。技術職員は人と未来を創るフィールドプレイヤーとしての活躍が期待されています。

施設系職員の仕事とは

国立大学法人等の事務局等に配属され、様々な施設(校舎、研究実験棟、病院、図書館、体育館などの建物やインフラ)の企画、設計、工事、維持管理など全般に関わります。下記が主な業務内容です。

  • 施設整備の企画立案
  • 施設の保全計画
  • 施設の整備計画、設計、施工監理、検査
  • 施設に関するデータの蓄積・活用
  • 施設の維持保全、監理、運営
  • 工事や役務の契約
  • 施設のエネルギー計画、監理
  • キャンパスの環境保全、監理

キャンパスづくりの在り方

既存キャンパスの長所を生かしながら、知恵とアイデアを集め、大学等の機能強化や個性・特色の伸長につながるキャンパスに再生する「創造的再生」を基本的な考え方とし、大学等の方針を反映したキャンパスづくりをに取り組んでいます。

施設マネジメントの実施

「施設マネジメント」とは、管理する施設・設備について、総合的かつ長期的視点に立ち、教育研究を支援するための取り組みです。近年は、建物の長寿命化の計画策定や、スペースの有効活用に関する取り組みが重要となっています。

キャンパス・施設の企画から完成までは数年を要する大規模な業務です。
完成後は、機能的で良好な状態に維持向上させていくことが施設系技術職員のミッションです。

施設系技術業務に従事できる試験区分

電気、機械、土木、建築

※採用予定がない試験区分については、試験を実施しません。

施設系技術職員の業務紹介

施設系技術職員の業務は主にキャンパスの整備計画の立案や予算要求を行う「企画部門」、新築工事や改修工事の設計、発注、工事監理を行う「整備部門」、整備後の建物をメンテナンスし、維持管理する「管理部門」により成り立っています。
大学の施設系技術職員の魅力は、何よりも最先端の教育・研究の基盤づくりに施設整備を通して携われることです。また、キャンパスの整備計画から建設後の維持管理までトータルで関わることができます。加えて、学生や教員と協働しキャンパスづくりを進められることも大学の業務ならではの面白さであります。
ここでは名古屋大学施設管理部の職員が、施設系技術職員の業務とその魅力について紹介します。

執筆担当:名古屋大学施設管理部
施設企画課 濱口(電気)
施設整備課 畑島(建築),山下(電気)
施設管理課 加藤(建築),杉下(機械)







キャンパスを一つの"街"と見立て、個性・特色のある魅力あふれるキャンパスを形成するため「キャンパスマスタープラン」を策定しています。「キャンパスマスタープラン」では、自分達の大学の現状から課題、将来のキャンパスといった長期的な整備目標および中期的な整備計画を定め、これを軸に大学の方針と国の施策との整合性を図りながら、魅力あるキャンパス、高度な教育・研究や豊かな学生生活となる環境づくりの具体的な建設・改修計画の立案を行っています。

画像:「名古屋大学キャンパスマスタープラン2016」で示した30年後のキャンパス像。実現を目指し業務に取り組んでいます。 「キャンパスの創造」という壮大なプロジェクトを担うとても重要な仕事です。



キャンパスマスタープランに基づいた教育研究施設等の建設・改修に向け、国に予算要求を行います。要求にあたっては、教員等の建物利用者へのヒアリングを行うとともに、要求内容について理解が得られるよう文部科学省への説明を重ね、予算要求書を作成します。
要求書では、概算金額や計画図はもとより、国の施策との整合性、教育研究の必要性・重要性、教育研究成果がもたらす効果などを取りまとめた書類も作成します。
大学の教育研究を発展させるという想いを実現する一翼を担える業務であり、予算化されると嬉しさもひとしおです。

近年整備された建物


  • C-TEFs
    ノーベル賞を受賞した天野教授率いる最先端研究を行う建物です!!(2018年1月時点建設中)

  • アジア法交流館
    留学生に日本文化に触れてもらえるよう茶室も整備しています。

  • ITbM
    化学と生物学の融合研究を行う施設です。融合研究を促進させるミックスラボが特徴です。

  • 音楽練習施設
    有効活用されていなかった施設を音楽練習施設として改修し、 学生のためのスペースを創出しました。







設計・積算業務は、利用者の要望を取り入れながら、予算を最大限活かし、コストバランスを考えて行います。
学生寮から高度な研究施設まで、幅広い施設に携わるチャンスがあります。設計によって、豊かな学生生活や先進的な教育研究成果につながる施設を生み出せるのが魅力です。
キャンパスの目標が実現できるよう、デザインやエネルギー等をマネジメントするのも大学ならではの大事な仕事です。

  • 建築系教員も交え、模型を確認しながら建物意匠を決めていきます。

  • 自分達でも設計図面を描きますが、規模が大きい場合は設計を外注し、設計事務所が描いた図面をチェックします。



工事監理業務は、設計段階で計画したことを実現する仕事です。施工の段階で見えてくる問題点を改善し、利用者と密に打合せし深く理解することで、利用者が満足できる建物を作っていきます。建物が完成した時や自分のアイディアが実際に形となった時には、達成感があります。
利用者だけでなく、建築設備系教員とも打合せを重ね、建物単体だけでなく、キャンパス全体の視点を取り入れ、よりよいキャンパス空間を創造しています。

  • 配筋検査の様子。構造に係る重要な検査です。

  • 設計段階で要求した施設・設備に対する性能が担保されるか、施工者とともに確認を行います。






安全で快適なキャンパス環境の維持を図るため、中長期の保全計画に基づき、施設設備の保全業務・更新工事を行っています。
また、環境問題・省エネルギーを踏まえた維持管理の分析・検討・見直しを行い、施設を有効活用するための施設設備の運用計画を立案しています。
企画から管理まで一貫して関わっているからこそ、施設設備の最適な運用ができ、省エネや経費の節減にも取り組めます。
施設を運用管理する上で、維持保全や点検・調査等は重要項目であり、多様な知識や国家資格が必要となります。
この他に、落雷・漏水等による緊急的なトラブルにも対応しており、教育研究等に支障をきたさないよう早急な対応を心がけています。トラブルが発生した際に教員や職員に頼られ、解決に導いて感謝されると大変やりがいを感じます。

設備点検の様子。適切な維持管理により教育研究を縁の下で支えています。

職員の声

村田 奈里紗

東海国立大学機構 施設統括部 建築課 建築第一係
(採用年度:2021年度 / 試験区分:建築)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 大学内の全施設の新築・改修に関わる、設計・積算・工事監理業務が主な仕事です。中でも私は建築工事の監督職員として、工事現場の状況確認や内装仕上げの選定、設計事務所との打合せ等を行っており、利用者の満足度に直結する重要な業務に取り組んでいます。建物完成後は利用者に対し満足度調査等を実施し改善することで、より良い建物整備ができるよう常に意識して業務に取り組んでいます。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 学生時代の設計課題で取り組んだ小学校の設計に思い入れがあり、学校の設計に携わりたいと思ったのがきっかけです。当時、時代と共に変わりゆく教育に合わせた空間の在り方を吟味・深慮することに楽しさを覚え、仕事にしたいと思いました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A この仕事の魅力は、建築・電気・機械を専門とする技術職員が連携し、施設の企画から設計・工事監理、維持管理まで責任を持って行っていること、また最先端の教育・研究の基盤づくりに施設整備を通して携われることだと思います。成果が可視化され、自分たちの専門とする仕事が大学を創り上げているという実感が得られやすく、やりがいのある仕事です。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A ぜひ一度、キャンパスに立ち寄って大学の空間づくりを五感で感じ取ってみて下さい。夢の実現に向けて、共に日々努力していきましょう!
越野 景子

岐阜大学 管理部施設課施設企画係
(採用年度:2020年度 / 試験区分:建築)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 大学施設の実態調査と施設マネジメントに関わる委員会の事務を行っています。大学が所有する施設の利用実態を調査し、収集した情報をもとに報告書等の資料を作成しています。委員会では主に会議資料や議事録の作成を担当しており、様々な部局の先生や職員の方々と共に、より良い大学環境を創り上げるための整備方針やキャンパスマスタープランの検討を行っています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか
A 大学で建築を学んだこともあり、建物の維持管理に興味がありました。また、大学は多様な人々や情報が集まる特殊な環境であるため、多く出会いの中で自分の知識や技術を磨きながら働きたい思い、施設技術職員の仕事を選びました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください
A 建物や設備をはじめとする施設は、キャンパス環境を形成する大きな要素であり、施設整備を通して自分たちの仕事が大学を創り上げている実感を得やすい点が魅力だと思います。 私たちの業務は、施設の利便性や安全性を維持するだけでなく、大学の貴重な資源として施設を有効に活用していく方法を考える必要もあり、難しい問題にも多く直面しますが、やりがいのある仕事だと思います。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 施設系技術職員は大学の基盤を支える重要な職業であり、知識や技術を身につけて活躍したい方にぴったりの職業だと思います。
小島 隆志

愛知教育大学 施設課
(採用年度:2019年度 / 試験区分:建築)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A大学施設や附属学校の改修工事に関する設計・監理業務が主な仕事です。加えて、施設の不具合や破損といった小規模修繕についても対応しています。社会に貢献できる専門的な知識を備えた学生を育むためには、質の高い教育環境・研究施設を整備する必要があります。施設系技術職員として学生が勉学に励むための環境を整えることは重要な仕事だと言えます。
Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A仕事を始める前に段取りを考えるということです。限られた時間の中で多くの仕事を行うために、業務内容を予め整理するよう心掛けています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A昨年度、職員宿舎を教育施設・学生寮へコンバージョンする工事を担当しました。施工業者との打合せに始まり、工程管理や部材の選定、設備工事との調整など多くの業務に携わることができました。全てが予定通りに進むわけではないため判断に迷うこともありましたが、施工業者の方をはじめ様々な方々の協力を得て、建物が完成した時には大きな達成感と喜びを感じることができました。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A大学の施設系技術職員は、予算要求から工事の設計・監理、完成した建物の維持管理など様々な業務を行います。業務の内容は本当に幅が広く、多くの知識や経験が必要になる仕事です。一方で、大学の方針に関わる大きなプロジェクトの一端を担うことことができ、やりがいのある素晴らしい仕事でもあります。一緒に仕事をする中で、楽しさや達成感を分かち合えたらいいなと思います。施設系技術職員を志す皆さんと共に仕事ができることを楽しみにしています。
池田 彩佳

静岡大学 財務施設部 施設課 浜松施設係
(採用年度:平成26年度 / 試験区分:建築)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A学内建物の新営・改修・維持保全・修繕工事の業務に携わっています。専門分野は建築ですが、現在の係では電気設備や機械設備に関する修繕依頼にも対応しています。工事発注に伴う設計・積算も行いますが、主な業務内容は修繕対応や工事監理を行っています。原因を特定するための現場調査を行い、状況に合わせた適切な修繕方法を検討して工事発注する業務や、工事監理を通して、大学の基盤となるキャンパスを支えています。
Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A最先端の教育・研究の基盤づくりに携わる仕事に誇りと責任感を持ち、迅速な対応と、より魅力的なキャンパス環境を提供できるよう心がけています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A今まで研究棟や図書館等の工事監理を担当しましたが、迅速で適切な判断力・指導力、創意工夫が求められ、改めて自分の知識不足を実感しました。教職員や施工者と共により良いものを作るために検討を重ね、建物が日々かたちになっていく感動やわくわく感、無事に竣工した時の達成感がやりがいとなっています。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A施設系職員の仕事は、建物の計画・設計・工事監理・維持管理・改修・解体まで施設整備に幅広く携わることができ、様々な業務を経験することで成長できる環境も魅力だと感じています。私自身もそうですが、自分の興味のある分野で技術力を武器に働ける環境はとても充実していくと思います。トラブルも発生して臨機応変な対応が求められますが、経験豊富な上司や先輩方にご指導いただき、経験を積みながら業務に取り組むことができる職場です。
白井 宏明

豊橋技術科学大学 施設課 機械係
(採用年度:平成28年度 / 試験区分:機械)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A主に学内機械設備の維持管理保全業務や修繕・改修工事の業務を行っています。機械設備の故障対応や工事発注を行うための設計・積算、工事契約後の施工管理業務が仕事内容になります。また、実験で使用した薬品の廃液やウェス等の実験廃棄物を取りまとめ、回収・処分を外部委託する業務も行っています。
Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A空調設備など機械設備の故障や不具合等は、迅速に対応するよう心がけています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A学内の多くの空調設備や給排水設備の管理を行っているため、設備の故障、不具合等の修理対応をするのですが、それぞれの修理対応が印象に残っています。空調設備の故障であれば故障部位、水漏れであれば水漏れ箇所を特定し、部品交換や修理を業者に依頼します。原因の特定や修理に時間が掛かってしまうこともありますが、修理が完了した際に教員や職員の方に「ありがとう」という言葉をいただけることにとてもやりがいを感じます。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A施設系技術職(機械)は、設備として機械を扱うので、就職後に設備という分野を学ぶという点で、これまで機械以外の分野を勉強されていた方でも、上司や先輩方から丁寧に指導していただけるので、少しずつ経験を積みながら仕事に取り組んでいけると思います。私自身も大学まで機械以外の分野を学んでいました。大学の施設環境づくりに興味があればぜひチャレンジしてみてください。皆さんと働けることを楽しみにしています。

研究支援系職員の仕事とは

大学、高専の技術部門や研究所の研究部門等に配属され、専門知識を活かして、技術面から教育研究をリードします。実験装置の開発からデータ解析、学生の実験・実習における指導や助言など、教育・研究と密に関わりながら、創造性豊かな技術開発を目指す業務です。下記が主な業務内容となります。

  • 各種実験データの測定・処理・分析
  • 研究・実験用機器や装置の開発・設計・管理・運用
  • 教育・研究の技術支援
  • 各種資料の作成・管理
  • 学生の実験・実習の技術支援・指導
  • 機器操作方法等の技術指導

研究支援系技術業務に従事できる試験区分

電気、機械、土木、建築、化学、物理、電子・情報、資源工学、農学、林学、生物・生命科学

※採用予定がない試験区分については、試験を実施しません。

研究支援系技術職員の業務紹介

科学技術の高度化・国際化の中において、大学等は最先端を担う創造性に富んだ教育・研究が行われています。これらの教育・研究は研究者のみでは行うことができません。研究に不可欠な実験装置の開発、データの解析や施設の安全管理など、技術をもって、研究を支えている多くの技術者がいます。また教育の面でも学生の実験実習や安全管理の指導も行っています。 高度な技術を取得し、研究者と密接に連携をとりながら、創造性豊かな技術開発を目指す業務となっています。

様々な業務のうち、下記の3つの業務について写真を用いて紹介します。(クリックすると拡大表示されます)

1. 実験機器等の維持管理業務


  • 生理学研究所
    MRI点検業務

  • 核融合科学研究所
    大型ヘリカル実験装置(LHD)高真空維持作業

  • 核融合科学研究所
    大型ヘリカル実験装置(LHD)用中性粒子入射装置整備作業

  • 岐阜大学
    システムサーバー管理業務

  • オートサンプラー管理業務

2. 実験実習の管理業務


  • 測定実習の補助

  • 化学実習の準備作業

  • 富山大学
    工場実習での機械説明

  • 静岡大学
    回路設計実習での説明

  • 静岡大学
    茶の手摘み実習での説明

3. 地域貢献活動


  • 富山大学
    サイエンスフェスティバルでのガラス加工指導風景

  • 富山高専
    ロボットコンテストに向けての準備作業立会い風景

  • 名古屋工業大学
    地域貢献事業「テクノチャレンジ」でのリニアモーターカー作成指導風景

  • 基礎生物学研究所
    ポスター発表風景

職員の声

泉野 浩嗣

石川工業高等専門学校 技術教育支援センター 機械制御班
(採用年度:2014年度 / 試験区分:機械)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 主に機械実習工場に常駐し、実習工場の運営と機械工学に関する学生の実験、実習への技術的な指導を行っています。日々、どうすれば学生が理解しやすいかを考え改善や教材開発を行っています。また、高専ロボコン優勝を目指すロボット研究部等の課外活動に対して機械加工に関する技術的な指導も行っており、学生とのコミュニケーションを取る機会が多くあります。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか。
A 人の役に立つモノを作る「技術者」の育成に関わる仕事をしたいと考え大学や高専の技術職員を検討していました。機関訪問をしたときの実習等において、技術職員の学生と関わる距離感が、学生と教員の距離感と似た親しみやすさを感じ、そこがとても魅力的に思い、大学ではなく高専を選びました。実際に働いてもその時に感じていた魅力に間違いはありませんでした。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 学生のできることが段々と増えていく姿にやりがいを感じます。また、教員と共に実験、実習の改善などを行う際、どのようにすれば良いかアイデアを出し、それを形にしていくことに魅力を感じます。教材の開発等、個人の裁量が大きいことも魅力だと思います。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 私の所属している機械制御班では、学生から「先生」と呼ばれ教員と同様に見られます。学生に対してより一層責任ある対応が必要な反面、機械が好きで人に教えることが好きな人、人の成長に喜びを感じる人にとても良い職場だと思います。是非一緒に、未来を担う技術者の育成をしませんか?
柳原 悠人

自然科学研究機構 核融合科学研究所 技術部装置技術課 実験応用技術係
(採用年度:2021年度 / 試験区分:物理)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 大型ヘリカル装置(LHD)に関して、実験期間中にはシフト制のもと実験の補助を実施。また、実験休止期間には真空容器の整備点検や、電子ビーム加熱装置を用いたLHD部品の評価試験などを行っています。そのほかに企業や他機関との共同研究や技術協力において、解析ソフトを用いたシミュレーションを行います。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか。
A 大学や研究機関のようなアカデミックな場で働くことに憧れがあったためです。さらには、最先端の研究に関わることで自身のスキルや技術の向上につながると考えました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A ある程度自分の意志とペースで自由に仕事が進められる点です。加えて、こんな仕事がしたいと伝えておくと、機会があれば希望に沿ったプロジェクトに参加を薦めていただけるなど、自分のやる気次第で他ではできない仕事にチャレンジすることができます。
Q4仕事をする場合に,専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか。
A 全く問題ないと思います。私も解析の経験はありませんでしたが、少しずつ勉強しながら習得しています。 
Q5国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A やる気次第で様々な仕事が経験できる非常にやりがいのある仕事です。ぜひ挑戦してみてください。
小嶋 優人

三重大学 大学院生物資源学研究科附属紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンター 技術部
(採用年度:2021年度 / 試験区分:林学)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 大学の所有する演習林で木の伐倒や搬出作業、林道の維持管理を主に行っています。チェンソーで木を伐倒し重機や運搬車で搬出、土場で製材し市場へと出荷できる状態にするまでが主な流れです。その他にも必要に応じて学生実習の補助業務、研究支援業務、木工品の制作なども行います。
Q2仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 外での作業が主だった業務になるので夏は暑く冬は寒いですが、山の自然と直に触れ合う機会が多いことは魅力です。山は季節ごと年ごとにいろいろな顔を見せてくれますので、一見何も変わらないように見えて、実は植生の微妙な変化や生き物の様子など目を凝らして見てみると意外と変化に富んだ面白い職場です。また実習などで学生の方と接する機会があり、彼らの自由な発想や行動に触れることが刺激になる点も魅力です。
Q3試験対策はどのようにされましたか。
A 公務員試験対策の問題集を中心に取り組みました。試験の範囲や難易度が絞りにくかったのである程度数をこなして対策しました。面接に関しては、いかにすれば緊張を解して望めるかを考え、面接途中であっても緊張しているなと自覚があれば一旦間をおいて深呼吸するなど、自分が緊張にのまれないためには何が必要かを考え臨みました。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 大学職員はいろいろな人と関わる機会があり、刺激や発見に富んだ職場です。部署や機関は異なるかもしれませんが、皆さんと働ける日を楽しみにしています。
本多 陸

岐阜大学 高等研究院 全学技術センター フィールド科学技術支援室
(採用年度:2019年度 / 試験区分:農学)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 大学附属農場の管理業務と教育研究支援業務を担当しています。附属農場の管理業務では、乳牛・産卵鶏の飼育管理を行い、動物の体調管理や給餌、搾乳や集卵、除糞や堆肥の発酵管理を行います。また、附属農場で収穫した野菜や果実を使用した漬物やジャムを製造し、販売を行っています。教育研究支援業務では、メインキャンパスに隣接している特徴を活かし、年間を通じて附属農場で実施される実習を補助しています。
Q2仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 乳牛・産卵鶏の飼育管理もやりがいを感じますが、大学附属農場であることに注目すると教育研究支援、特に学生実習の補助がこの仕事の魅力であると思います。普通科高校を卒業した学生も多いので、農業の楽しさや面白さを感じてもらえるように、実習担当教員の方々と協力して、実習を運営しています。また、大学教員の方々が有する知識や情報に触れる機会があり、学び続けることができるのも大きな魅力です。
Q3仕事をする場合に,専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか。
A 畜産や食品加工は専門外でしたが、先輩職員の方々は丁寧に教えてくれました。相談しやすい職場の雰囲気もあり、安心して仕事ができます。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 教育研究以外にも地域貢献として市民公開講座なども開講されていたりと、大学職員の業務は多岐に渡りますが、その分やりがいの多い仕事だと思います。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
中川 元斗

鈴鹿工業高等専門学校 教育研究支援センター
(採用年度:2011年度 / 試験区分:化学)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 主に生物応用化学科で行われている学生実験の支援を行っています。内容としては基礎的な化学実験から有機化学、無機化学、分析化学、生物化学、培養工学や機器分析化学など専門的な「化学」に関する幅広い実験を行っています。  また、共同研究推進センターの業務も担当しており、ホームページの管理や機器のマニュアル作成などの業務も行っています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 自分が通った母校で、今まで教えてくれた先生方への恩返しやこれからここで学ぶ後輩たちへの手助けができれば良いなという思いと、自分が今まで学んできたことを100%活かすことができる職場だと思ったからです。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A なんといっても学生相手に仕事ができることです。授業に関することだけでなく、自分が学生時代に学んだことや躓いた経験、学生生活における悩みなども話したりしながら、先生方とも連携を取って学生たちの成長のお手伝いができるのはやはり何にも代えがたいこの仕事の魅力だと感じます。  また、依頼された業務をこなしていると先生方から「ありがとう」と言って頂けることも、とてもやりがいを感じられるところだと思います。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 自分のやる気次第で任せてもらえる業務の幅も広がるので、とても魅力のある職場だと思います。