東海・北陸地区 国立大学法人等 職員採用試験

仕事案内

技術系仕事案内

技術業務は、専門によって業務内容が異なり、それぞれの専門的な知識・技術を活かして下の「施設系」または「教育研究支援系」の業務を行っています。技術職員は人と未来を創るフィールドプレイヤーとしての活躍が期待されています。

技術系職員 業務説明会情報

東海・北陸地区国立大学法人等職員業務説明会(岐阜大学会場)を開催します。

日時:2024年4月24日(水)15:30~17:00
開催形式:ハイブリッド形式(対面、オンライン併用)
会場:東海国立大学機構 岐阜大学 全学共通教育講義棟多目的ホール
   またはオンライン

詳しい情報はチラシをご覧ください。

参加を希望される方は国立大学法人等グループ会員サービスへの会員登録及び説明会予約が必要です。
会員登録方法や説明会予約方法についてはこちらからご覧ください。
業務説明会情報についてはこちらからご覧ください。

国立大学法人等職員の業務に興味をお持ちの方、気軽にご参加ください。

 

 

終了した説明会情報(令和6年1月以降開催)はこちらをご覧ください。

東海・北陸地区国立大学法人等
技術系職員の業務説明資料

機関名 技術系区分 資料リンク
金沢大学 施設系 金沢大学_説明資料
福井大学 施設系 福井大学_説明資料
東海国立大学機構 施設系 施設系技術職員の業務内容説明
東海国立大学機構 教育研究支援系 統括技術センター概要_説明資料
東海国立大学機構(名古屋大学) 教育研究支援系 情報通信技術支援室_説明資料
東海国立大学機構(名古屋大学) 教育研究支援系 生物・生体技術支援室_説明資料
東海国立大学機構(名古屋大学) 教育研究支援系 装置開発技術支援室_説明資料
東海国立大学機構(岐阜大学) 教育研究支援系 ものづくり工学技術教育支援室_説明資料
三重大学 施設系 三重大学_説明資料
核融合科学研究所 教育研究支援系 核融合科学研究所_説明資料
基礎生物学研究所 教育研究支援系 基礎生物学研究所_説明資料
生理学研究所 教育研究支援系 生理学研究所_説明資料
分子科学研究所 教育研究支援系 分子科学研究所_説明資料

技術系職員パンフレット

技術系リーフレット(PDF:1.3 MB)  施設系技術職員リクルートガイド(PDF:4.3MB)    

技術系リーフレット.png     技術系技術職員リクルートガイド.png      

業務紹介ムービー

施設系職員の仕事とは

国立大学法人等の事務局等に配属され、様々な施設(校舎、研究実験棟、病院、図書館、体育館などの建物やインフラ)の企画、設計、工事、維持管理など全般に関わります。下記が主な業務内容です。

  • 施設整備の企画立案
  • 施設の保全計画
  • 施設の整備計画、設計、施工監理、検査
  • 施設に関するデータの蓄積・活用
  • 施設の維持保全、監理、運営
  • 工事や役務の契約
  • 施設のエネルギー計画、監理
  • キャンパスの環境保全、監理

キャンパスづくりの在り方

既存キャンパスの長所を生かしながら、知恵とアイデアを集め、大学等の機能強化や個性・特色の伸長につながるキャンパスに再生する「創造的再生」を基本的な考え方とし、大学等の方針を反映したキャンパスづくりをに取り組んでいます。

施設マネジメントの実施

「施設マネジメント」とは、管理する施設・設備について、総合的かつ長期的視点に立ち、教育研究を支援するための取り組みです。近年は、建物の長寿命化の計画策定や、スペースの有効活用に関する取り組みが重要となっています。

キャンパス・施設の企画から完成までは数年を要する大規模な業務です。
完成後は、機能的で良好な状態に維持向上させていくことが施設系技術職員のミッションです。

施設系技術業務に従事できる試験区分

電気、機械、土木、建築

※採用予定がない試験区分については、試験を実施しません。

施設系技術職員の業務紹介

施設系技術職員の業務は主にキャンパスの整備計画の立案や予算要求を行う「企画部門」、新築工事や改修工事の設計、発注、工事監理を行う「整備部門」、整備後の建物をメンテナンスし、維持管理する「管理部門」により成り立っています。
大学の施設系技術職員の魅力は、何よりも最先端の教育・研究の基盤づくりに施設整備を通して携われることです。また、キャンパスの整備計画から建設後の維持管理までトータルで関わることができます。加えて、学生や教員と協働しキャンパスづくりを進められることも大学の業務ならではの面白さであります。
ここでは東海国立大学機構施設統括部の職員が、施設系技術職員の業務とその魅力について紹介します。

執筆担当:東海国立大学機構施設統括部
濱口(電気)
畑島(建築),山下(電気)
加藤(建築),杉下(機械)







キャンパスを一つの"街"と見立て、個性・特色のある魅力あふれるキャンパスを形成するため「キャンパスマスタープラン」を策定しています。「キャンパスマスタープラン」では、自分達の大学の現状から課題、将来のキャンパスといった長期的な整備目標および中期的な整備計画を定め、これを軸に大学の方針と国の施策との整合性を図りながら、魅力あるキャンパス、高度な教育・研究や豊かな学生生活となる環境づくりの具体的な建設・改修計画の立案を行っています。

画像:「東海国立大学機構名古屋大学キャンパスマスタープラン」で示した30年後のキャンパス像。実現を目指し業務に取り組んでいます。 「キャンパスの創造」という壮大なプロジェクトを担うとても重要な仕事です。



キャンパスマスタープランに基づいた教育研究施設等の建設・改修に向け、国に予算要求を行います。要求にあたっては、教員等の建物利用者へのヒアリングを行うとともに、要求内容について理解が得られるよう文部科学省への説明を重ね、予算要求書を作成します。
要求書では、概算金額や計画図はもとより、国の施策との整合性、教育研究の必要性・重要性、教育研究成果がもたらす効果などを取りまとめた書類も作成します。
大学の教育研究を発展させるという想いを実現する一翼を担える業務であり、予算化されると嬉しさもひとしおです。

近年整備された建物


  • C-TEFs
    ノーベル賞を受賞した天野教授率いる最先端研究を行う建物です!!

  • アジア法交流館
    留学生に日本文化に触れてもらえるよう茶室も整備しています。

  • ITbM
    化学と生物学の融合研究を行う施設です。融合研究を促進させるミックスラボが特徴です。

  • 音楽練習施設
    有効活用されていなかった施設を音楽練習施設として改修し、 学生のためのスペースを創出しました。







設計・積算業務は、利用者の要望を取り入れながら、予算を最大限活かし、コストバランスを考えて行います。
学生寮から高度な研究施設まで、幅広い施設に携わるチャンスがあります。設計によって、豊かな学生生活や先進的な教育研究成果につながる施設を生み出せるのが魅力です。
キャンパスの目標が実現できるよう、デザインやエネルギー等をマネジメントするのも大学ならではの大事な仕事です。

  • 建築系教員も交え、模型を確認しながら建物意匠を決めていきます。

  • 自分達でも設計図面を描きますが、規模が大きい場合は設計を外注し、設計事務所が描いた図面をチェックします。



工事監理業務は、設計段階で計画したことを実現する仕事です。施工の段階で見えてくる問題点を改善し、利用者と密に打合せし深く理解することで、利用者が満足できる建物を作っていきます。建物が完成した時や自分のアイディアが実際に形となった時には、達成感があります。
利用者だけでなく、建築設備系教員とも打合せを重ね、建物単体だけでなく、キャンパス全体の視点を取り入れ、よりよいキャンパス空間を創造しています。

  • 配筋検査の様子。構造に係る重要な検査です。

  • 設計段階で要求した施設・設備に対する性能が担保されるか、施工者とともに確認を行います。






安全で快適なキャンパス環境の維持を図るため、中長期の保全計画に基づき、施設設備の保全業務・更新工事を行っています。
また、環境問題・省エネルギーを踏まえた維持管理の分析・検討・見直しを行い、施設を有効活用するための施設設備の運用計画を立案しています。
企画から管理まで一貫して関わっているからこそ、施設設備の最適な運用ができ、省エネや経費の節減にも取り組めます。
施設を運用管理する上で、維持保全や点検・調査等は重要項目であり、多様な知識や国家資格が必要となります。
この他に、落雷・漏水等による緊急的なトラブルにも対応しており、教育研究等に支障をきたさないよう早急な対応を心がけています。トラブルが発生した際に教員や職員に頼られ、解決に導いて感謝されると大変やりがいを感じます。

設備点検の様子。適切な維持管理により教育研究を縁の下で支えています。

職員の声

鬼島 崚

金沢大学 施設部 施設管理課 機械係
(採用年度:2021年度 / 試験区分:建築)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 私は機械担当として、主にキャンパス内建物の新営・改修工事及び保守・修繕業務に関する仕事をしています。工事の発注においては、設計・積算、発注、工事監理まで、一連の業務を行っています。公共建築工事の仕様や事細かなルールに沿って進めていく必要がある為、日々勉強しながら業務に励んでいます。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 施設系職員ではキャンパスを一つの街として捉え、予算計画から工事の設計・監理、竣工後の維持管理まで一貫した幅広い業務を行う点に惹かれました。また、大学施設の研究施設や病院など、建物用途が多種多様である点が魅力的で、他業種では経験し難い点に興味を持ったのでこの仕事を選びました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 建物の全面改修や新築のプロジェクトは、計画~竣工まで2年程かかるものです。プロジェクトに関わる教職員や施工業者と共に長い時間と労力をかけて作り上げた思い入れのある施設を、学生や教職員に使って頂く事がとても感慨深くやりがいを感じる瞬間であり、この仕事の魅力です。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 環境・建築学部建築学科出身であり、3年次からは主に建築設備及び建築環境工学を専攻しました。特に卒業研究では「地中熱を利用したヒート&クールトレンチ」について研究しました。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 採用当初は専攻で学ぶような専門知識は必要ありません。数年、業務を遂行するに連れて自ずと専門知識が得られるため、専攻分野と担当業務が異なっても問題ありません。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 金沢大学は、先輩方が丁寧に指導して頂ける環境であると共に、ワークライフバランスの制度も充実しており働きやすい環境です。
小澤 祥太朗

自然科学研究機構 核融合科学研究所 管理部 施設・安全管理課
(採用年度:2019年度 / 試験区分:電気)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 構内電気設備の維持管理、更新計画が主な仕事です。電気設備の不具合が発生した時の応急対応と故障箇所の修理計画の作成、また、古くなった設備を更新するための現場調査や更新設計を行っています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 就職活動の中で学生時代に学んだ電気の知識を活かした仕事を行いたいと思ったのがきっかけで、研究機関というアカデミックな職場が魅力的に感じて選びました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A この仕事の魅力は施設の改修計画、設計、工事管理、維持管理等幅広い業務を行えることだと思います。計画から維持管理まで通しで業務に関わることでやりがいと責任を実感します。 また、研究機関なので最新研究の一助となれるのも魅力の一つです。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 工学部電気電子工学科電解コンデンサ専攻でした。電解コンデンサの特性解析と充電状態、放電状態の特性変化について研究をしていました。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 問題ありません。特別高圧設備や設備設計は専門外でしたが、上司や先輩職員から学びながら働くことができます。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A いろいろな人と関わることができて最新の研究を体感できるのが魅力的な職場です。一緒に働ける日を楽しみにしています。
村田 奈里紗

東海国立大学機構 施設統括部 建築課 建築第一係
(採用年度:2021年度 / 試験区分:建築)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 大学内の全施設の新築・改修に関わる、設計・積算・工事監理業務が主な仕事です。中でも私は建築工事の監督職員として、工事現場の状況確認や内装仕上げの選定、設計事務所との打合せ等を行っており、利用者の満足度に直結する重要な業務に取り組んでいます。建物完成後は利用者に対し満足度調査等を実施し改善することで、より良い建物整備ができるよう常に意識して業務に取り組んでいます。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 学生時代の設計課題で取り組んだ小学校の設計に思い入れがあり、学校の設計に携わりたいと思ったのがきっかけです。当時、時代と共に変わりゆく教育に合わせた空間の在り方を吟味・深慮することに楽しさを覚え、仕事にしたいと思いました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A この仕事の魅力は、建築・電気・機械を専門とする技術職員が連携し、施設の企画から設計・工事監理、維持管理まで責任を持って行っていること、また最先端の教育・研究の基盤づくりに施設整備を通して携われることだと思います。成果が可視化され、自分たちの専門とする仕事が大学を創り上げているという実感が得られやすく、やりがいのある仕事です。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A ぜひ一度、キャンパスに立ち寄って大学の空間づくりを五感で感じ取ってみて下さい。夢の実現に向けて、共に日々努力していきましょう!
越野 景子

東海国立大学機構 岐阜大学 管理部施設課施設企画係
(採用年度:2020年度 / 試験区分:建築)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 大学施設の実態調査と施設マネジメントに関わる委員会の事務を行っています。大学が所有する施設の利用実態を調査し、収集した情報をもとに報告書等の資料を作成しています。委員会では主に会議資料や議事録の作成を担当しており、様々な部局の先生や職員の方々と共に、より良い大学環境を創り上げるための整備方針やキャンパスマスタープランの検討を行っています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか
A 大学で建築を学んだこともあり、建物の維持管理に興味がありました。また、大学は多様な人々や情報が集まる特殊な環境であるため、多く出会いの中で自分の知識や技術を磨きながら働きたい思い、施設技術職員の仕事を選びました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください
A 建物や設備をはじめとする施設は、キャンパス環境を形成する大きな要素であり、施設整備を通して自分たちの仕事が大学を創り上げている実感を得やすい点が魅力だと思います。 私たちの業務は、施設の利便性や安全性を維持するだけでなく、大学の貴重な資源として施設を有効に活用していく方法を考える必要もあり、難しい問題にも多く直面しますが、やりがいのある仕事だと思います。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 施設系技術職員は大学の基盤を支える重要な職業であり、知識や技術を身につけて活躍したい方にぴったりの職業だと思います。
小島 隆志

愛知教育大学 施設課
(採用年度:2019年度 / 試験区分:建築)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A大学施設や附属学校の改修工事に関する設計・監理業務が主な仕事です。加えて、施設の不具合や破損といった小規模修繕についても対応しています。社会に貢献できる専門的な知識を備えた学生を育むためには、質の高い教育環境・研究施設を整備する必要があります。施設系技術職員として学生が勉学に励むための環境を整えることは重要な仕事だと言えます。
Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A仕事を始める前に段取りを考えるということです。限られた時間の中で多くの仕事を行うために、業務内容を予め整理するよう心掛けています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A昨年度、職員宿舎を教育施設・学生寮へコンバージョンする工事を担当しました。施工業者との打合せに始まり、工程管理や部材の選定、設備工事との調整など多くの業務に携わることができました。全てが予定通りに進むわけではないため判断に迷うこともありましたが、施工業者の方をはじめ様々な方々の協力を得て、建物が完成した時には大きな達成感と喜びを感じることができました。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A大学の施設系技術職員は、予算要求から工事の設計・監理、完成した建物の維持管理など様々な業務を行います。業務の内容は本当に幅が広く、多くの知識や経験が必要になる仕事です。一方で、大学の方針に関わる大きなプロジェクトの一端を担うことことができ、やりがいのある素晴らしい仕事でもあります。一緒に仕事をする中で、楽しさや達成感を分かち合えたらいいなと思います。施設系技術職員を志す皆さんと共に仕事ができることを楽しみにしています。

教育研究支援系職員の仕事とは

大学、高専の技術部門や研究所の研究部門等に配属され、専門知識を活かして、技術面から教育研究をリードします。実験装置の開発からデータ解析、学生の実験・実習における指導や助言など、教育・研究と密に関わりながら、創造性豊かな技術開発を目指す業務です。下記が主な業務内容となります。

  • 各種実験データの測定・処理・分析
  • 研究・実験用機器や装置の開発・設計・管理・運用
  • 教育・研究の技術支援
  • 各種資料の作成・管理
  • 学生の実験・実習の技術支援・指導
  • 機器操作方法等の技術指導

教育研究支援系技術業務に従事できる試験区分

電気、機械、土木、建築、化学、物理、電子・情報、資源工学、農学、林学、生物・生命科学

※採用予定がない試験区分については、試験を実施しません。

教育研究支援系技術職員の業務紹介

科学技術の高度化・国際化の中において、大学等は最先端を担う創造性に富んだ教育・研究が行われています。これらの教育・研究は研究者のみでは行うことができません。研究に不可欠な実験装置の開発、データの解析や施設の安全管理など、技術をもって、研究を支えている多くの技術者がいます。また教育の面でも学生の実験実習や安全管理の指導も行っています。 高度な技術を取得し、研究者と密接に連携をとりながら、創造性豊かな技術開発を目指す業務となっています。

様々な業務のうち、下記の3つの業務について写真を用いて紹介します。(クリックすると拡大表示されます)

1. 実験機器等の維持管理業務


  • 生理学研究所
    MRI点検業務

  • 核融合科学研究所
    大型ヘリカル実験装置(LHD)高真空維持作業

  • 核融合科学研究所
    大型ヘリカル実験装置(LHD)用中性粒子入射装置整備作業

  • 岐阜大学
    システムサーバー管理業務

  • オートサンプラー管理業務

2. 実験実習の管理業務


  • 測定実習の補助

  • 化学実習の準備作業

  • 富山大学
    工場実習での機械説明

  • 静岡大学
    回路設計実習での説明

  • 静岡大学
    茶の手摘み実習での説明

3. 地域貢献活動


  • 富山大学
    サイエンスフェスティバルでのガラス加工指導風景

  • 富山高専
    ロボットコンテストに向けての準備作業立会い風景

  • 名古屋工業大学
    地域貢献事業「テクノチャレンジ」でのリニアモーターカー作成指導風景

  • 基礎生物学研究所
    ポスター発表風景

職員の声

板倉 広治

名古屋大学 全学技術センター 分析・物質技術支援室 生命情報解析技術グループ
(採用年度:2014年度 / 試験区分:生物・生命科学)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 設備・機器のコアファシリティで、分析機器の維持管理や利用者への技術指導、技術支援を行っています。分析機器の維持管理では、主に電子顕微鏡のメンテナンスや試薬調製を行っています。技術支援では、試料作製や機器の操作支援、講習会を行っています。社会貢献活動として、高校生のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)開催や小中学生向けのイベント補助も行っています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 一番は顕微鏡が好きだからです。試料作製が成功して、肉眼で見えない世界を綺麗に見ることができたときにはとても嬉しくやりがいを感じます。経験すればするほど、面白い仕事です。緻密な仕事もありますが、性格に合っていると思います。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 好きな仕事をして利用者から喜んでもらえることです。身近に多くの利用者がいるので、その反応を直に受取ることができ、感謝の言葉を貰えることは大変励みになります。最新研究のサポートができることも魅力のひとつです。担当部署について、個人の裁量が大きく自分の意志を反映することができます。希望や目標のあるひとにとってはやりがいがあります。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 工学部出身ですが、研究室では魚病学を学び、免疫測定やワクチン作製をしていました。今の仕事とは全く違う分野です。稀に魚類の試料が来る場合は、利用者と研究の話で盛り上がります。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 経験者採用の場合は、ある程度の実務経験が必要だと思いますが、若手採用の場合は、基礎学力とコミュニケーション能力、向上心のみで経験は必要ないと思います。私もこの職種は働き出してからです。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 技術の鍛錬に集中して取り組むことができる職場です。男女共に家庭をお持ちの方は、仕事と家庭の両立に、取り組みやすい環境だと思います。
平城 眞太朗

静岡大学 技術部 ものづくり部門
(採用年度:2018年度 / 試験区分:機械)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 主に工作機械を用いた金属加工を担当しています。旋盤やフライス盤といった工作機械を使用して、研究に使用する実験装置や試験片の加工をしています。また放電加工の工作実習を担当しており、加工の特徴や使用方法について指導しています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 学生や先生と距離感が近く、業務内容やスケジュールを自分のペースにあわせて決めることができるためです。また最先端の研究や技術に触れることができるため、自分自身の技術・技能向上にも役立つと考えたことも理由です。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 実験装置の製作では、特殊な材料や形状のものを扱うことも多く、製作方法を考えることが難しいとともに面白さがあります。また部品が完成したときの達成感は魅力に感じます。学生や先生と直接やりとりすることも多く、色々な知識や考え方に触れることができるのも魅力的だと思います。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 工学部機械工学科出身であり、乗用車を工場で大量生産する際に使用される金属材料について、どれくらいの耐久性能があるかを調査する研究をしていました。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 大丈夫です。同じ職場の職員も未経験者ばかりですが、採用後に業務に必要な知識・技能は習得できます。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A いろいろな人と関わる機会があり、新鮮さが溢れる職場です。まずはキャンパスに立ち寄って雰囲気を感じてみてください。
内藤 司

鈴鹿工業高等専門学校 教育研究支援センター
(採用年度:2023年度 / 試験区分:電子・情報)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 配属場所としては情報処理センターという所になります。学内のネットワーク機器や導入ソフトウェアの管理をしている所です。1年間毎日決まった業務というより時期によって、導入ソフトや機器を入れ替えたりすることが大きな仕事になります。また日々の仕事として、パソコン・スマホ等のIT機器で困った学生・教職員の駆け込み寺と言える存在となっています。通常業務と並行してIT系のオンライン研修も受講しています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 家電量販店のパソコン・スマホ等修理部門でも長く働いていました。また、前職で所謂"ひとり情シス"をしていました。それらの経験を活かした上で元々教育関係で働きたいという希望を持っていたため募集を見つけ飛びつきました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 学生・教職員あわせて1,000人以上の規模のシステム保守を一人ないしは二人で担当するため、責任は重大です。さらにIT系なので当然新しい技術に対する勉強も欠かせません。ただし、大変なことだけでなく、ちょっとしたIT機器の困りごとを解決したときに感謝もされる仕事なのでやりがいも持ちやすいです。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A ソフトウェア情報学部でしたが学内で専攻したことよりも、研究室または自宅にて構築していた自前のサーバーでの運用経験などが現在役に立っています。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 基礎的なことは難しくないので分野違いでも大丈夫です!ただし、日々技術やツールなどが新しくなりますので勉強し続けることが大切です。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 実習支援・公開授業・保守管理等やることはそれなりにあります。ただしワークライフバランスは比較的整っているので、仕事に私生活に、メリハリを付けてどちらもエンジョイできる環境があなたを待っています!
泉野 浩嗣

石川工業高等専門学校 技術教育支援センター 機械制御班
(採用年度:2014年度 / 試験区分:機械)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 主に機械実習工場に常駐し、実習工場の運営と機械工学に関する学生の実験、実習への技術的な指導を行っています。日々、どうすれば学生が理解しやすいかを考え改善や教材開発を行っています。また、高専ロボコン優勝を目指すロボット研究部等の課外活動に対して機械加工に関する技術的な指導も行っており、学生とのコミュニケーションを取る機会が多くあります。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか。
A 人の役に立つモノを作る「技術者」の育成に関わる仕事をしたいと考え大学や高専の技術職員を検討していました。機関訪問をしたときの実習等において、技術職員の学生と関わる距離感が、学生と教員の距離感と似た親しみやすさを感じ、そこがとても魅力的に思い、大学ではなく高専を選びました。実際に働いてもその時に感じていた魅力に間違いはありませんでした。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 学生のできることが段々と増えていく姿にやりがいを感じます。また、教員と共に実験、実習の改善などを行う際、どのようにすれば良いかアイデアを出し、それを形にしていくことに魅力を感じます。教材の開発等、個人の裁量が大きいことも魅力だと思います。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 私の所属している機械制御班では、学生から「先生」と呼ばれ教員と同様に見られます。学生に対してより一層責任ある対応が必要な反面、機械が好きで人に教えることが好きな人、人の成長に喜びを感じる人にとても良い職場だと思います。是非一緒に、未来を担う技術者の育成をしませんか?
柳原 悠人

自然科学研究機構 核融合科学研究所 技術部装置技術課 実験応用技術係
(採用年度:2021年度 / 試験区分:物理)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 大型ヘリカル装置(LHD)に関して、実験期間中にはシフト制のもと実験の補助を実施。また、実験休止期間には真空容器の整備点検や、電子ビーム加熱装置を用いたLHD部品の評価試験などを行っています。そのほかに企業や他機関との共同研究や技術協力において、解析ソフトを用いたシミュレーションを行います。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか。
A 大学や研究機関のようなアカデミックな場で働くことに憧れがあったためです。さらには、最先端の研究に関わることで自身のスキルや技術の向上につながると考えました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A ある程度自分の意志とペースで自由に仕事が進められる点です。加えて、こんな仕事がしたいと伝えておくと、機会があれば希望に沿ったプロジェクトに参加を薦めていただけるなど、自分のやる気次第で他ではできない仕事にチャレンジすることができます。
Q4仕事をする場合に,専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか。
A 全く問題ないと思います。私も解析の経験はありませんでしたが、少しずつ勉強しながら習得しています。 
Q5国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A やる気次第で様々な仕事が経験できる非常にやりがいのある仕事です。ぜひ挑戦してみてください。