東海・北陸地区 国立大学法人等 職員採用試験

仕事案内

技術系仕事案内

技術業務は、専門によって業務内容が異なり、それぞれの専門的な知識・技術を活かして下の「施設系」または「研究支援系」の業務を行っています。技術職員は人と未来を創るフィールドプレイヤーとしての活躍が期待されています。

施設系職員の仕事とは

国立大学法人等の事務局等に配属され、様々な施設(校舎、研究実験棟、病院、図書館、体育館などの建物やインフラ)の企画、設計、工事、維持管理など全般に関わります。下記が主な業務内容です。

  • 施設整備の企画立案
  • 施設の保全計画
  • 施設の整備計画、設計、施工監理、検査
  • 施設に関するデータの蓄積・活用
  • 施設の維持保全、監理、運営
  • 工事や役務の契約
  • 施設のエネルギー計画、監理
  • キャンパスの環境保全、監理

キャンパスづくりの在り方

既存キャンパスの長所を生かしながら、知恵とアイデアを集め、大学等の機能強化や個性・特色の伸長につながるキャンパスに再生する「創造的再生」を基本的な考え方とし、大学等の方針を反映したキャンパスづくりをに取り組んでいます。

施設マネジメントの実施

「施設マネジメント」とは、管理する施設・設備について、総合的かつ長期的視点に立ち、教育研究を支援するための取り組みです。近年は、建物の長寿命化の計画策定や、スペースの有効活用に関する取り組みが重要となっています。

キャンパス・施設の企画から完成までは数年を要する大規模な業務です。
完成後は、機能的で良好な状態に維持向上させていくことが施設系技術職員のミッションです。

施設系技術業務に従事できる試験区分

電気、機械、土木、建築

※採用予定がない試験区分については、試験を実施しません。

施設系技術職員の業務紹介

施設系技術職員の業務は主にキャンパスの整備計画の立案や予算要求を行う「企画部門」、新築工事や改修工事の設計、発注、工事監理を行う「整備部門」、整備後の建物をメンテナンスし、維持管理する「管理部門」により成り立っています。
大学の施設系職員の魅力は、何よりも最先端の教育・研究の基盤づくりに施設整備を通して携われることです。また、キャンパスの整備計画から建設後の維持管理までトータルで関わることができます。加えて、学生や教員と協働しキャンパスづくりを進められることも大学の業務ならではの面白さがあります。
ここでは名古屋大学施設管理部の職員が、施設系技術職員の業務とその魅力について紹介します。

執筆担当:名古屋大学施設管理部
施設企画課 濱口(電気)
施設整備課 畑島(建築),山下(電気)
施設管理課 加藤(建築),杉下(機械)







キャンパスを一つの"街"と見立て、個性・特色のある魅力あふれるキャンパスを形成するため「キャンパスマスタープラン」を策定しています。「キャンパスマスタープラン」では、自分達の大学の現状から課題、将来のキャンパスといった長期的な整備目標および中期的な整備計画を定め、これを軸に大学の方針と国の施策との整合性を図り、魅力あるキャンパス、高度な教育・研究や豊かな学生生活となる環境づくりの計画立案と国への予算要求を行っています。

画像:「名古屋大学キャンパスマスタープラン2016」で示した30年後のキャンパス像。実現を目指し業務に取り組んでいます。 「キャンパスの創造」という壮大なプロジェクトを担うとても重要な仕事です。



キャンパスマスタープランに基づいた教育研究施設等の建設・改修に向け、国に予算要求を行います。要求にあたっては、教員等の利用者へのヒアリング、要求内容について理解が得られるよう文部科学省への説明を重ね、予算要求書を作成します。
要求書では、概算金額や計画図はもとより、国の施策との整合性、教育研究の必要性・重要性、教育研究成果がもたらす効果などを取りまとめた書類も作成します。
教員の教育研究を発展させるという想いを実現する一翼を担える業務であり、予算化されると嬉しさもひとしおです。

近年整備された建物


  • C-TEFs
    ノーベル賞を受賞した天野教授率いる最先端研究を行う建物です!!(2018年1月時点建設中)

  • アジア法交流館
    留学生に日本文化に触れてもらえるよう茶室も整備しています。

  • ITbM
    化学と生物学の融合研究を行う施設です。融合研究を促進させるミックスラボが特徴です。

  • 音楽練習施設
    有効活用されていなかった施設を音楽練習施設として改修し、 学生のためのスペースを創出しました。







設計・積算業務は、利用者の要望を取り入れながら、予算を最大限活かし、コストバランスを考えて行います。
学生寮から高度な研究施設まで、幅広い施設に携わるチャンスがあります。設計によって、豊かな学生生活や先進的な教育研究成果につながる施設を生み出せるのが魅力です。
キャンパスの目標が実現できるよう、デザインやエネルギー等をマネジメントするのも大学ならではの大事な仕事です。

  • 建築系教員も交え、模型を確認しながら建物意匠を決めていきます。

  • 自分達でも設計図面を描きますが、規模が大きい場合は設計を外注し、設計事務所が描いた図面をチェックします。



工事監理業務は、設計段階で計画したことを実現する仕事です。施工の段階で見えてくる問題点を改善し、利用者と密に打合せし深く理解することで、利用者が満足できる建物を作っていきます。建物が完成した時や自分のアイディアが実際に形となった時には、達成感があります。
利用者だけでなく、建築設備系教員とも打合せを重ね、建物単体だけでなく、キャンパス全体の視点を取り入れ、よりよいキャンパス空間を創造しています。

  • 配筋検査の様子。構造に係る重要な検査です。

  • 設計段階で要求した施設・設備に対する性能が担保されるか、施工者とともに確認を行います。






安全で快適なキャンパス環境の維持を図るため、中長期の保全計画に基づき、施設設備の保全業務・更新工事を行っています。
また、環境問題・省エネルギーを踏まえた維持管理の分析・検討・見直しを行い、施設を有効活用するための施設設備の運用計画を立案しています。
企画から管理まで一貫して関わっているからこそ、施設設備の最適な運用ができ、省エネや経費の節減にも取り組めます。
施設を運用管理する上で、維持保全や点検・調査等は重要項目であり、多様な知識や国家資格が必要となります。
この他に、落雷・漏水等による緊急的なトラブルにも対応しており、教育研究等に支障をきたさないよう早急な対応を心がけています。トラブルが発生した際に教員や職員に頼られ、解決に導いて感謝されると大変やりがいを感じます。

設備点検の様子。適切な維持管理により教育研究を縁の下で支えています。

職員の声

白井 宏明

豊橋技術科学大学 施設課 機械係
(採用年度:平成28年度 / 試験区分:機械)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A主に学内機械設備の維持管理保全業務や修繕・改修工事の業務を行っています。機械設備の故障対応や工事発注を行うための設計・積算、工事契約後の施工管理業務が仕事内容になります。また、実験で使用した薬品の廃液やウェス等の実験廃棄物を取りまとめ、回収・処分を外部委託する業務も行っています。
Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A空調設備など機械設備の故障や不具合等は、迅速に対応するよう心がけています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A学内の多くの空調設備や給排水設備の管理を行っているため、設備の故障、不具合等の修理対応をするのですが、それぞれの修理対応が印象に残っています。空調設備の故障であれば故障部位、水漏れであれば水漏れ箇所を特定し、部品交換や修理を業者に依頼します。原因の特定や修理に時間が掛かってしまうこともありますが、修理が完了した際に教員や職員の方に「ありがとう」という言葉をいただけることにとてもやりがいを感じます。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A施設系技術職(機械)は、設備として機械を扱うので、就職後に設備という分野を学ぶという点で、これまで機械以外の分野を勉強されていた方でも、上司や先輩方から丁寧に指導していただけるので、少しずつ経験を積みながら仕事に取り組んでいけると思います。私自身も大学まで機械以外の分野を学んでいました。大学の施設環境づくりに興味があればぜひチャレンジしてみてください。皆さんと働けることを楽しみにしています。
杉下 雅敏

名古屋大学 施設管理部 施設管理課 機械エネルギー管理係
(採用年度:平成27年度 / 試験区分:機械)

Q1この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A依頼ごと、修繕工事やトラブル等は迅速に対応するよう心がけています。
Q2現在の仕事内容について教えてください。
A主に学内施設の修繕・改修工事の業務、大学全体の維持管理保全業務を行っています。施設に不具合が生じた際には、原因を追究し状況に応じて臨機に対応しています。また、全学的なエネルギーマネジメント(省エネルギー対策)についても、工学部等の先生方と"教職協働"で取り組んでいます。 改修工事や修繕だけではなく新営建物の設計、積算及び施工監理業務も行っています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A学内で埋設給水管から多量な漏水があり、その修繕対応が印象に残っています。修理には断水が伴い、教育・研究に支障が出るため関係者との調整が必要で、断水する時間も限られているため、想定外のことが起きた場合の対処が難しかったです。そういった経験から、一つの視点からではなく様々な視点から対策、予測や状況判断の大切さを学びました。また、トラブルが発生した時など先生方や事務職員の方々に頼られること、感謝のお言葉をいただくことが非常に嬉しく、やりがいのある業務です。
Q4今後挑戦したいこと、やってみたい仕事は何ですか?
A現在新営建物の施工監理業務で、打合せにより自分の案がそのまま採用となり、建物として形になることは達成感があります。今後も多くの新営建物の施工監理業務に携わりたいです。また、機械分野のみならず、他分野の知識を深め、様々な視点から物事を捉えられるように努めていきたいです。
松岡 麻由子

岐阜大学 施設環境部 施設整備課 建築係
(採用年度:平成27年度 / 試験区分:建築)

Q1この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A自らが設計・施工監理したものが形となって残ることが魅力です。 ただ、失敗したものも残ってしまうため、常に責任感と緊張感を持って業務に取り組んでいます。
Q2現在の仕事内容について教えてください。
A自らが設計・施工監理したものが形となって残ることが魅力です。 ただ、失敗したものも残ってしまうため、常に責任感と緊張感を持って業務に取り組んでいます。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A平成28年に発生した熊本地震の際、熊本大学にて災害復旧支援業務に携わったことが印象に残っています。施設の被害に対する復旧予算の算定やその根拠資料の作成など事務的な業務が中心でしたが、実際に被害にあった施設を目の当たりにし、自分の勤めている大学は地震などの災害に対して十分に安全性を確保できているか、災害時に職員としてどのように対応したらよいのかを考えるきっかけとなりました。
Q4今後挑戦したいこと、やってみたい仕事は何ですか?
A施設の工事や維持保全業務は建築担当だけで行うわけではなく、電気担当や機械担当などと協力して行うことになります。今後、建築の専門知識だけでなく他担当の知識も習得することで理解不足を補い円滑な業務遂行に努めていきたいです。
梅澤 太一

豊橋技術科学大学 施設課 環境整備係
(採用年度:平成11年度 / 試験区分:機械)

Q1この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A自分の携わった仕事が大きな形となって残るため、その達成感はとても魅力的。
Q2現在の仕事内容について教えてください。
A現在、老朽化した空調設備やライフラインなどの機械設備の改修工事や各種機械設備の維持保全業務などに携わっています。限られた予算の中で、如何に省エネが出来るか、使用者のニーズに合わせた対応が出来るかなど、なかなか難しい部分もありますが、それらをどうやってクリアしていくかを考えることもこの仕事の醍醐味の一つと言えます。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A今まで携わった全ての新営・改修工事が印象に残っています。同じような工事に見えても、建物構造が違ったり、使用者が違ったりと、それぞれの特徴に合わせた対応をするため、一つとして同じものがありません。建物の数だけ新しい経験・発見ができます。
Q4今後挑戦したいこと、やってみたい仕事は何ですか?
A「工事」や「維持保全」は、一つの担当だけで出来るわけではなく、建築や電気など他の担当と協力して行う部分が多々あるので、自分の専門分野だけでなく他の専門分野についての知識を身につけることに挑戦し、他分野への理解不足を少しでも減らしたい。
野原 幹生

浜松医科大学 施設課 保全係
(採用年度:平成15年度 / 試験区分:機械)

Q1この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A設備に不具合が発生した時、その設備がより長持ちできるような修繕計画の立案に心がけています。
Q2現在の仕事内容について教えてください。
A主な業務としては、大学・病院の機能を維持するために、設備全般の管理をしています。 設備の使用時間を考慮して、修繕や点検の日程調整を関係部署と行っています。また、エネルギー管理を行っており、設備運用の見直しなども行っています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A経年劣化している給水設備の取替を病院機能を停止させることなく、終えることができたことです。取替を行うために、予算要求の理由作成から契約書類作成などと多くの業務があり、大変でしたがとても印象に残っています。
Q4今後挑戦したいこと、やってみたい仕事は何ですか?
A 今以上に、機械設備の知識を深めて、設備の維持管理に努めていきたいと考えています。  また、担当業務だけにとどまらず、必要な知識を身に付けて、応用ができるようにしていきたいと思っています。  

研究支援系職員の仕事とは

大学、高専の技術部門や研究所の研究部門等に配属され、専門知識を活かして、技術面から教育研究をリードします。実験装置の開発からデータ解析、学生の実験・実習における指導や助言など、教育・研究と密に関わりながら、創造性豊かな技術開発を目指す業務です。下記が主な業務内容となります。

  • 各種実験データの測定・処理・分析
  • 研究・実験用機器や装置の開発・設計・管理・運用
  • 教育・研究の技術支援
  • 各種資料の作成・管理
  • 学生の実験・実習の技術支援・指導
  • 機器操作方法等の技術指導

研究支援系技術業務に従事できる試験区分

電気、機械、土木、建築、化学、物理、電子・情報、資源工学、農学、林学、生物・生命科学

※採用予定がない試験区分については、試験を実施しません。

研究支援系技術職員の業務紹介

科学技術の高度化・国際化の中において、大学等は最先端を担う創造性に富んだ教育・研究が行われています。これらの教育・研究は研究者のみでは行うことができません。研究に不可欠な実験装置の開発、データの解析や施設の安全管理など、技術をもって、研究を支えている多くの技術者がいます。また教育の面でも学生の実験実習や安全管理の指導も行っています。 高度な技術を取得し、研究者と密接に連携をとりながら、創造性豊かな技術開発を目指す業務となっています。

様々な業務のうち、下記の3つの業務について写真を用いて紹介します。(クリックすると拡大表示されます)

1. 実験機器等の維持管理業務


  • 生理学研究所
    MRI点検業務

  • 核融合科学研究所
    大型ヘリカル実験装置(LHD)高真空維持作業

  • 核融合科学研究所
    大型ヘリカル実験装置(LHD)用中性粒子入射装置整備作業

  • 岐阜大学
    システムサーバー管理業務

  • オートサンプラー管理業務

2. 実験実習の管理業務


  • 測定実習の補助

  • 化学実習の準備作業

  • 富山大学
    工場実習での機械説明

  • 静岡大学
    回路設計実習での説明

  • 静岡大学
    茶の手摘み実習での説明

3. 地域貢献活動


  • 富山大学
    サイエンスフェスティバルでのガラス加工指導風景

  • 富山高専
    ロボットコンテストに向けての準備作業立会い風景

  • 名古屋工業大学
    地域貢献事業「テクノチャレンジ」でのリニアモーターカー作成指導風景

  • 基礎生物学研究所
    ポスター発表風景

職員の声

福安 崇宏

富山高等専門学校 技術室
(採用年度:平成30年度 / 試験区分:化学)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A主な業務は学生実験の支援です。分析化学実験、化学工学実験といった専門科目の実験だけでなく、一般科目の実験も担当しています。支援の内容は実験準備(実験で使用する試薬の調製やプリントの作成・印刷)と実験中の学生への技術的指導です。実験前にミーティングを行うこともあります。担当教員の方々と実験手順の確認や情報共有を行い、実験が円滑に進むようにしています。
Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A安全な実験環境づくり、学生が自ら答えを導き出すことができる指導を心がけています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
Aガラス細工(学生実験のテーマ)の指導です。私はガラス細工の経験がほとんどなかったため、実験の数週間前からガラス細工の練習や勉強を行い、一連の操作を覚えました。ガラス管の加熱の目安や焼玉法などコツを掴むのに苦労した操作もありましたが、そのおかげで実験では学生がつまづきそうな操作を予測しながら指導することができました。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A技術職員の業務は教育・研究支援、研究機器の管理・操作法指導、実験データの整理など多岐にわたります。高専では実験・実習が活発に行われており、安全な実験・実習を行うためには技術職員の力が必要です。世界が注目する「KOSEN」で、未来を担う技術者を育成する仕事をしてみませんか?
長原 一樹

自然科学研究機構 核融合科学研究所 技術部 装置技術課
(採用年度:平成21年度 / 試験区分:電気)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 実験休止期間中は担当装置の保守・改造が主な仕事です。外注する場合は仕様書作成、各種作業調整、監督などを行います。内製の場合は配線・配管作業、PLCなどを使用した制御システムの作成、制御画面作成のためのプログラミングなども行います。新たな制御システムの開発依頼を受けて製作することもあります。  実験期間中は実験シフトに入って実験遂行のお手伝いをすることや、担当装置の保守・運用が主となります。
Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A 様々な依頼を自分たちの技術によって形にできることが魅力です。それが少しでも依頼者の役に立てば何よりです。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A ガス供給システムという、各種実験装置にガスを供給するシステムの更新作業です。施工範囲が広いため、メーカーや所内関係者の調整に苦労しました。システムに使用されているバルブや計測器の数も非常に多いため、制御システムも複雑になり、トラブルも発生しました。しかし、完成して一通りの動作ができるようになった時の達成感は大きく、自分にとってとても良い経験となりました。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 教育研究支援系の技術職員の業務では、自分たちの技術を磨くことももちろんできますが、たくさんの科学知識に触れることができます。難しいことも多いですが、刺激に満ちた仕事です。
石川 敬直

名古屋工業大学 技術部 計測分析課
(採用年度:平成23年度 / 試験区分:化学)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A主に産学官金連携機構設備共用部門にて質量分析装置の管理と学内からの依頼測定や学外からの受託試験、装置を利用する研究室の学生等への利用講習や利用中の技術指導等の仕事を行っています。また、学部2年生の化学実験の授業において、薬品や器具等の準備、実験中の教員の指導の補助、終了後の後片付けを担当しています。
Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A測定を依頼してよかったと思ってもらえるように取り組むことを心がけています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A質量分析装置での学外からの受託試験の立会測定です。立会のときは、普段よりもどうしてもプレッシャーを感じてしまいます。せっかく本学まで来ていただいているので満足していただけるように精一杯取り組んでいます。そして得られた結果を見て、満足していただいている様子で「ありがとうございます」の一言で頑張ってよかったと思えます。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A大学職員は、同じ職員はもちろん教員や学生、また学外の方など多くの人と関われる仕事です。また、他の大学等の職員とも研修や研究会で交流もあります。そのような環境で自分の特技を磨いていき日々成長していくことで、いろいろな人の役に立つことができる仕事だと思います。
堀池 俊秀

金沢大学 医薬保健研究域 医学系 教育研究支援センター
(採用年度:平成28年度 / 試験区分:生物・生命科学)

Q1この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
Aこれまでに必死で取り組んできた分野の知識・経験を活かして、業務を通して、医学・科学の発展に貢献できること、これが現在の仕事の魅力です。
Q2現在の仕事内容について教えてください。
A教育研究支援センターに設置されている共通機器の維持・管理と取り扱い方法の指導を主な業務としています。センターでは多くの設備・機器を所有していますが、特にDNAシークエンサーのメンテナンスを行っています。また、センター所属教員の研究支援をする中で、自らも様々な共通機器を操作して、取り扱い方法の習得に努めています。そして、新規利用者への取り扱い説明や、急に発生した機器トラブルにも正確に対処できるよう心がけています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A最初の業務が印象に残っています。それは機器の使用方法の指導を行う業務でした。私自身、触ったことのない機器であったため、その説明ができるか不安が大きかったです。しかし、利用者の先生が当センターにお越しになるまで、取り扱い説明書を中心に、自分でも実際に機器を動かすなどして使用法の習得に努め、最終的に何とか業務を遂行することができました。その時は、とても安心したことと、技術職員として働いていることを実感できたことをよく覚えています。
Q4今後挑戦したいこと、やってみたい仕事は何ですか?
A当センターで維持・管理する全ての機器に関する正確な説明やトラブルへの適切な対応を全ての利用者の方に対してできるようになることが目標です。まだまだ、各機器について不明な点が多いですし、留学生に対する対応も十分ではありません。目標達成のためにも、日々1つひとつの課題をクリアして、「あの人に聞けば大丈夫」と言われる存在になりたいです。
坂本 佐知子

情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 技術課
(採用年度:平成10年度 / 試験区分:農学)

Q1この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A自分の実験で新しいことを発見できる可能性のある、とてもやりがいある仕事です。
Q2現在の仕事内容について教えてください。
A配属先研究室である微生物遺伝研究部門の研究テーマ「真核生物のDNA複製開始機構の解明」のために、出芽酵母を実験材料に、遺伝学的、生化学的実験を行っています。配属先研究室の教授と相談しながら、自身の研究プロジェクトを進めており、具体的にはPCRやDNAワークによりプラスミドDNAを作製し、それを出芽酵母に形質転換した菌株を用いた実験や精製タンパク質を使ってタンパク質間の相互作用の解析等をしています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A昨年度より配属先研究室の業務に加え、共通機器LC-MSの管理を担当することになりました。これまで業務のほとんどが配属先研究室のためだったのが、国立遺伝学研究所のためとなる業務を担うこととなり、研究所の職員としての責任を改めて感じました。サンプル測定、メンテナンス、故障した時の対応等、一通りできるようになった時には達成感がありました。
Q4今後挑戦したいこと、やってみたい仕事は何ですか?
A研究所の業績により貢献出来るよう、これまでの出芽酵母を用いた分子生物学的実験の経験を生かすとともに、出芽酵母以外の実験生物にも応用可能であったり、幅広い研究分野に役立つような技術の取得を目指していきたいと考えています。