東海・北陸地区 国立大学法人等 職員採用試験

仕事案内

技術系仕事案内

技術業務は、専門によって業務内容が異なり、それぞれの専門的な知識・技術を活かして下の「施設系」または「教育研究支援系」の業務を行っています。技術職員は人と未来を創るフィールドプレイヤーとしての活躍が期待されています。

東海・北陸地区国立大学法人等
技術系職員の業務説明資料

2025年3月26日(水)に開催した、「令和7年東海・北陸地区国立大学法人等技術系職員オンライン採用試験説明会」の資料をアップロードいたしました。

機関名 技術系区分 資料リンク
金沢大学 施設系 金沢大学_説明資料
北陸先端科学技術大学院大学 施設系 北陸先端科学技術大学院大学_説明資料
福井大学 施設系 施設系職員の業務内容説明
福井大学 教育研究支援系 情報系職員の業務内容説明
東海国立大学機構 施設系 施設系技術職員の業務内容説明
東海国立大学機構 教育研究支援系 統括技術センター概要_説明資料
東海国立大学機構(名古屋大学) 教育研究支援系 分析・物質技術支援室(農学)_説明資料
東海国立大学機構(名古屋大学) 教育研究支援系 分析・物質技術支援室(医学)_説明資料
東海国立大学機構(名古屋大学) 教育研究支援系 装置開発技術支援室(理学)_説明資料
東海国立大学機構(岐阜大学) 教育研究支援系 フィールド科学教育研究センター(応用生物)_説明資料
東海国立大学機構(岐阜大学) 教育研究支援系 ものづくり工学技術教育支援室(工学)_説明資料
静岡大学 教育研究支援系 静岡大学_説明資料
愛知教育大学 施設系 愛知教育大学_説明資料
三重大学 施設系 三重大学_説明資料
核融合科学研究所 教育研究支援系 核融合科学研究所_説明資料
生理学研究所 教育研究支援系 生理学研究所_説明資料
福井工業高等専門学校 教育研究支援系 福井工業高等専門学校_説明資料

技術系職員パンフレット

技術系リーフレット(PDF:1.3 MB)  施設系技術職員リクルートガイド(PDF:4.3MB)    

技術系リーフレット.png     技術系技術職員リクルートガイド.png      

業務紹介ムービー

施設系職員の仕事とは

国立大学法人等の事務局等に配属され、様々な施設(校舎、研究実験棟、病院、図書館、体育館などの建物やインフラ)の企画、設計、工事、維持管理など全般に関わります。下記が主な業務内容です。

  • 施設整備の企画立案
  • 施設の保全計画
  • 施設の整備計画、設計、施工監理、検査
  • 施設に関するデータの蓄積・活用
  • 施設の維持保全、監理、運営
  • 工事や役務の契約
  • 施設のエネルギー計画、監理
  • キャンパスの環境保全、監理

キャンパスづくりの在り方

既存キャンパスの長所を生かしながら、知恵とアイデアを集め、大学等の機能強化や個性・特色の伸長につながるキャンパスに再生する「創造的再生」を基本的な考え方とし、大学等の方針を反映したキャンパスづくりをに取り組んでいます。

施設マネジメントの実施

「施設マネジメント」とは、管理する施設・設備について、総合的かつ長期的視点に立ち、教育研究を支援するための取り組みです。近年は、建物の長寿命化の計画策定や、スペースの有効活用に関する取り組みが重要となっています。

キャンパス・施設の企画から完成までは数年を要する大規模な業務です。
完成後は、機能的で良好な状態に維持向上させていくことが施設系技術職員のミッションです。

施設系技術業務に従事できる試験区分

電気、機械、土木、建築

※採用予定がない試験区分については、試験を実施しません。

施設系技術職員の業務紹介

施設系技術職員の業務は主にキャンパスの整備計画の立案や予算要求を行う「企画部門」、新築工事や改修工事の設計、発注、工事監理を行う「整備部門」、整備後の建物をメンテナンスし、維持管理する「管理部門」により成り立っています。
大学の施設系技術職員の魅力は、何よりも最先端の教育・研究の基盤づくりに施設整備を通して携われることです。また、キャンパスの整備計画から建設後の維持管理までトータルで関わることができます。加えて、学生や教員と協働しキャンパスづくりを進められることも大学の業務ならではの面白さであります。
ここでは東海国立大学機構施設統括部の職員が、施設系技術職員の業務とその魅力について紹介します。

執筆担当:東海国立大学機構施設統括部
濱口(電気)
畑島(建築),山下(電気)
加藤(建築),杉下(機械)







キャンパスを一つの"街"と見立て、個性・特色のある魅力あふれるキャンパスを形成するため「キャンパスマスタープラン」を策定しています。「キャンパスマスタープラン」では、自分達の大学の現状から課題、将来のキャンパスといった長期的な整備目標および中期的な整備計画を定め、これを軸に大学の方針と国の施策との整合性を図りながら、魅力あるキャンパス、高度な教育・研究や豊かな学生生活となる環境づくりの具体的な建設・改修計画の立案を行っています。

画像:「東海国立大学機構名古屋大学キャンパスマスタープラン」で示した30年後のキャンパス像。実現を目指し業務に取り組んでいます。 「キャンパスの創造」という壮大なプロジェクトを担うとても重要な仕事です。



キャンパスマスタープランに基づいた教育研究施設等の建設・改修に向け、国に予算要求を行います。要求にあたっては、教員等の建物利用者へのヒアリングを行うとともに、要求内容について理解が得られるよう文部科学省への説明を重ね、予算要求書を作成します。
要求書では、概算金額や計画図はもとより、国の施策との整合性、教育研究の必要性・重要性、教育研究成果がもたらす効果などを取りまとめた書類も作成します。
大学の教育研究を発展させるという想いを実現する一翼を担える業務であり、予算化されると嬉しさもひとしおです。

近年整備された建物


  • C-TEFs
    ノーベル賞を受賞した天野教授率いる最先端研究を行う建物です!!

  • アジア法交流館
    留学生に日本文化に触れてもらえるよう茶室も整備しています。

  • ITbM
    化学と生物学の融合研究を行う施設です。融合研究を促進させるミックスラボが特徴です。

  • 音楽練習施設
    有効活用されていなかった施設を音楽練習施設として改修し、 学生のためのスペースを創出しました。







設計・積算業務は、利用者の要望を取り入れながら、予算を最大限活かし、コストバランスを考えて行います。
学生寮から高度な研究施設まで、幅広い施設に携わるチャンスがあります。設計によって、豊かな学生生活や先進的な教育研究成果につながる施設を生み出せるのが魅力です。
キャンパスの目標が実現できるよう、デザインやエネルギー等をマネジメントするのも大学ならではの大事な仕事です。

  • 建築系教員も交え、模型を確認しながら建物意匠を決めていきます。

  • 自分達でも設計図面を描きますが、規模が大きい場合は設計を外注し、設計事務所が描いた図面をチェックします。



工事監理業務は、設計段階で計画したことを実現する仕事です。施工の段階で見えてくる問題点を改善し、利用者と密に打合せし深く理解することで、利用者が満足できる建物を作っていきます。建物が完成した時や自分のアイディアが実際に形となった時には、達成感があります。
利用者だけでなく、建築設備系教員とも打合せを重ね、建物単体だけでなく、キャンパス全体の視点を取り入れ、よりよいキャンパス空間を創造しています。

  • 配筋検査の様子。構造に係る重要な検査です。

  • 設計段階で要求した施設・設備に対する性能が担保されるか、施工者とともに確認を行います。






安全で快適なキャンパス環境の維持を図るため、中長期の保全計画に基づき、施設設備の保全業務・更新工事を行っています。
また、環境問題・省エネルギーを踏まえた維持管理の分析・検討・見直しを行い、施設を有効活用するための施設設備の運用計画を立案しています。
企画から管理まで一貫して関わっているからこそ、施設設備の最適な運用ができ、省エネや経費の節減にも取り組めます。
施設を運用管理する上で、維持保全や点検・調査等は重要項目であり、多様な知識や国家資格が必要となります。
この他に、落雷・漏水等による緊急的なトラブルにも対応しており、教育研究等に支障をきたさないよう早急な対応を心がけています。トラブルが発生した際に教員や職員に頼られ、解決に導いて感謝されると大変やりがいを感じます。

設備点検の様子。適切な維持管理により教育研究を縁の下で支えています。

職員の声

橋本 晃佑

福井大学 財務部環境整備課松岡建築担当
(採用年度:2023年度 独自採用試験)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 大学施設を利用する方々が、安心して活動できる環境を守る仕事です。 私たちは、大学の建物を長く安心して利用できるよう、研究室や教室、病棟などの修繕を行い、快適なキャンパス環境を維持しています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 充実した福利厚生が魅力だと思い選びました。 平均的に残業時間が少なく、休暇制度がしっかりしているためワークライフバランスを整えることができる点に魅力を感じました。
Q3仕事の魅力・やりがいを教えてください。
A 学生や教職員の方々が安心して学べる環境を整える重要な役割を担えることが魅力の1つだと考えています。建物の点検、修繕やキャンパス内の環境整備など、大学運営を行う上で欠かすことのできない業務のため、日々貢献できることを実感できます。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 工学部建築工学科出身です。 専攻は建築史を学んでいました。地域の歴史的建造物の調査、実測などを行っていました。
Q5国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 国立大学法人等職員は学内の人、学外の人、他機関の人と関わることができ様々な経験ができます。その中で知識、技術を身につけることで、成長を感じることができます。皆さんとともに働ける日を楽しみにしています。
田代 哲平

自然科学研究機構 岡崎統合事務センター 施設課電気係
(採用年度:2020年度 / 試験区分:電気)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 私は施設課電気係として、構内電気設備の維持管理や改修工事を担当しています。具体的には、設計・積算、発注、工事監理を行っています。電気設備の不具合時には現地で不具合箇所の調査を行い、工事業者へ修理の依頼を行います。また、月ごとに使用した電気量等をまとめ、職員や先生方に通知を行ったり、官公庁への報告書の作成と届出を行うなど、研究所の省エネルギー化にも努めています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 前職は工作機械のプログラム設計をしていました。現在の仕事は、大学で専攻した電気工学の知識を活かし、安定した研究環境を維持することで科学の発展に貢献できる点に魅力を感じました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 研究所の研究や教育活動を支えるために、建物の小工事や電気設備の不具合を解消する役割にやりがいを感じています。安定した研究環境を提供することで、研究者や学生が安心して活動できるよう支援できる点が魅力です。また、大学共同利用機関としての社会的意義を実感し、広く社会に貢献できることも大きなモチベーションとなっています。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 回路理論、電子工学、電磁気学、信号処理、制御工学、電力システム、通信工学、プログラミングなどを学びました。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 専攻分野と担当業務が異なっていても問題ありません。初任者研修などのサポートが充実しているので、安心して業務に取り組めます。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 多様な人々と関わりながら最新の研究に役立つことのできる魅力的な職場です。先輩方からの丁寧な指導や充実した休暇制度も整っており、ワークライフバランスを確保しながら、やる気次第で様々な仕事に挑戦できるやりがいのある環境です。皆さんと共に働ける日を楽しみにしています。
倉橋 幸佑

愛知教育大学 財務・学術部施設課機械係
(採用年度:2010年度 / 試験区分:機械)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 建物やライフラインの整備計画及び維持管理、それらの更新計画の作成を主な業務としています。最近では、熱中症対策や防災拠点(避難所)整備の一環で附属学校の体育館空調の設計に携わっています。また、大学全体の2次エネルギーの把握や、高効率空調システムの導入による光熱水費削減計画など、持続可能な大学運営を支援しています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 学生時代、当たり前のように大学の施設を利用し、友人と談笑し、学び、実験や研究に取り組んでいました。しかし、その「当たり前」を支え、誰もが学修や研究に専念できる環境を整える仕事があることを知り、その魅力に惹かれて志望しました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 「計画立案から維持管理まで一連して業務に携わることができること」や「やり遂げた仕事が形として残ること」に魅力を感じています。また、使用者からの感謝の言葉は仕事のモチベーションに繋がります。特に印象的だったのは工事完成後のアンケートで、学生が「自分の夢を叶えることができる環境」と書いてくれたことは嬉しかったです。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 工学部人間機械学科で流体力学を専攻していました。タンク火災の際に使用する泡消火剤の放射特性に関する実験を消防庁の方と共同で実験・研究をしていました。なお、専攻分野の知識は現在の職場で特に活かされていませんが、学生時代に培ったコミュニケーション能力は、今の業務を円滑に進めるために役立っています。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 前向きに取り組む姿勢があれば、自ずと専門的な知識、技能の獲得に繋がりますので、専門分野と担当分野が異なっても大丈夫です。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 国立大学法人に限らず、これからの社会変化に対応するためには、前例にとらわれず、広い視野を持ち、柔軟な対応力が求められます。在学中にさまざまなことに挑戦し、自分の強みを伸ばしていってください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
石上 太貴

浜松医科大学 施設課建築係
(採用年度:2021年度 / 試験区分:建築)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 毎年のメインプロジェクトとして、企画・立案した整備計画を基に大型改修等の実施に向けて、概算金額の算出と国への予算要求資料の作成を担当しています。実施が確定した工事では、工事がスムーズに進むように学内の関係部署と調整をしながら、品質確保の為、工事監理を行います。日常業務としては、小型改修や小破修繕への対応が多く、経年により発生する不具合などに対して、現地調査、対応策の選定、施工金額の精査を行い、診療や授業、研究活動への影響を最小限に留めるよう迅速に対応していきます。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 施設に求められる環境は様々で、同じ案件は一つもなく、常に応用力の求められる業務をこなしていくことで経験値を増やすことができます。業務を通して、自身の成長を実感することができると思い、施設の管理運営を担うこの仕事を選びました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 私の勤務する大学では、沢山の医学研究が行われています。キャンパス内のごく一角ですが、私が担当した改修計画立案の際、そこでどんな研究が行われるのか説明を聞き、快適な研究活動の場を整えることの重要性を改めて実感しました。将来、誰かの命を救うことにつながる研究の場を造るこの仕事に携わっていることを誇りに思います。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 建築学部建築学科を卒業しました。在学中は一般的な建築学を学び、卒業研究ではコンクリートの長期性状について論文をまとめました。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 私自身、工事費の算出業務や国への予算要求は入職してから覚えましたが、どんな業務でも興味を持ち、積極的に関心を向けていくことで自ずと知識はついてくるので大丈夫です。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 大学職員は、これからの世界を担っていく方たちの教育、研究の基盤を作り上げていくというとても意義のある仕事だと思います。勿論、一朝一夕に成果が出るような簡単な仕事ではありませんが、大学職員を目指し、高い志を持つ皆さんと共に大学環境の向上を目指し切磋琢磨していけることを心から楽しみにしています。
鬼島 崚

金沢大学 施設部 施設管理課 機械係
(採用年度:2021年度 / 試験区分:建築)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 私は機械担当として、主にキャンパス内建物の新営・改修工事及び保守・修繕業務に関する仕事をしています。工事の発注においては、設計・積算、発注、工事監理まで、一連の業務を行っています。公共建築工事の仕様や事細かなルールに沿って進めていく必要がある為、日々勉強しながら業務に励んでいます。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 施設系職員ではキャンパスを一つの街として捉え、予算計画から工事の設計・監理、竣工後の維持管理まで一貫した幅広い業務を行う点に惹かれました。また、大学施設の研究施設や病院など、建物用途が多種多様である点が魅力的で、他業種では経験し難い点に興味を持ったのでこの仕事を選びました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 建物の全面改修や新築のプロジェクトは、計画~竣工まで2年程かかるものです。プロジェクトに関わる教職員や施工業者と共に長い時間と労力をかけて作り上げた思い入れのある施設を、学生や教職員に使って頂く事がとても感慨深くやりがいを感じる瞬間であり、この仕事の魅力です。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 環境・建築学部建築学科出身であり、3年次からは主に建築設備及び建築環境工学を専攻しました。特に卒業研究では「地中熱を利用したヒート&クールトレンチ」について研究しました。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 採用当初は専攻で学ぶような専門知識は必要ありません。数年、業務を遂行するに連れて自ずと専門知識が得られるため、専攻分野と担当業務が異なっても問題ありません。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 金沢大学は、先輩方が丁寧に指導して頂ける環境であると共に、ワークライフバランスの制度も充実しており働きやすい環境です。

教育研究支援系職員の仕事とは

大学、高専の技術部門や研究所の研究部門等に配属され、専門知識を活かして、技術面から教育研究をリードします。実験装置の開発からデータ解析、学生の実験・実習における指導や助言など、教育・研究と密に関わりながら、創造性豊かな技術開発を目指す業務です。下記が主な業務内容となります。

  • 各種実験データの測定・処理・分析
  • 研究・実験用機器や装置の開発・設計・管理・運用
  • 教育・研究の技術支援
  • 各種資料の作成・管理
  • 学生の実験・実習の技術支援・指導
  • 機器操作方法等の技術指導

教育研究支援系技術業務に従事できる試験区分

電気、機械、土木、建築、化学、物理、電子・情報、資源工学、農学、林学、生物・生命科学

※採用予定がない試験区分については、試験を実施しません。

教育研究支援系技術職員の業務紹介

科学技術の高度化・国際化の中において、大学等は最先端を担う創造性に富んだ教育・研究が行われています。これらの教育・研究は研究者のみでは行うことができません。研究に不可欠な実験装置の開発、データの解析や施設の安全管理など、技術をもって、研究を支えている多くの技術者がいます。また教育の面でも学生の実験実習や安全管理の指導も行っています。 高度な技術を取得し、研究者と密接に連携をとりながら、創造性豊かな技術開発を目指す業務となっています。

様々な業務のうち、下記の3つの業務について写真を用いて紹介します。(クリックすると拡大表示されます)

1. 実験機器等の維持管理業務


  • 生理学研究所
    MRI点検業務

  • 核融合科学研究所
    大型ヘリカル実験装置(LHD)高真空維持作業

  • 核融合科学研究所
    大型ヘリカル実験装置(LHD)用中性粒子入射装置整備作業

  • 岐阜大学
    システムサーバー管理業務

  • オートサンプラー管理業務

2. 実験実習の管理業務


  • 測定実習の補助

  • 化学実習の準備作業

  • 富山大学
    工場実習での機械説明

  • 静岡大学
    回路設計実習での説明

  • 静岡大学
    茶の手摘み実習での説明

3. 地域貢献活動


  • 富山大学
    サイエンスフェスティバルでのガラス加工指導風景

  • 富山高専
    ロボットコンテストに向けての準備作業立会い風景

  • 名古屋工業大学
    地域貢献事業「テクノチャレンジ」でのリニアモーターカー作成指導風景

  • 基礎生物学研究所
    ポスター発表風景

職員の声

吉田 祐生

名古屋大学 全学技術センター装置開発技術支援室
(採用年度:2024年度 / 試験区分:機械)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 主に大学所属の教員や学生が研究で使用する実験装置やその部品の設計・製作を担当しています。金属や樹脂を研究ニーズや要望を反映した形にするため、様々な工作機械を使用して加工を行います。入職1年目の研修として、基本的な工作機械や CAD/CAMソフトの操作方法を学び、技能検定試験の課題にも取り組んでいます。また、職員が作業しやすい環境を整えるため、職場改善活動にも取り組んでいます。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 幼少期から父が営む金属加工業を通して、モノづくりの面白さに魅了されてきました。さらに学生時代には、技術職員のサポートにより研究を円滑に進められた経験から、研究を支える役割の重要性を実感しました。こうした経験から、モノづくりを通じて研究を下支えする仕事に魅力を感じ志望しました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 依頼者との打合せから設計・製作まで一貫して担当でき、自分の設計が形となり使用されることに大きな達成感を覚えます。機械要素、材料選定、加工方法などを複合的に考え、創意工夫を凝らして進められる点にやりがいがあります。さらに個人の裁量が大きく、自らスケジュールを立てて主体的に取り組めるのも魅力です。最終的に依頼者に喜んでいただけた際は大きな励みとなり、依頼内容も多様で日々新しい課題に挑戦できます。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 生命・応用化学科において無機材料を主に学び、研究室では粉体工学を専攻していました。具体的には、粉体材料の合成プロセスの検討と、得られた粉体の構造や特性に関する評価を行っていました。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 問題ないと思います。学生時代の知識や経験が役立つ場面もありますが、それ以上に重要なのは、働き始めてから得る実務経験や、業務中に生じる疑問を出発点として自ら学び続ける姿勢だと思います。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 国立大学の法人化後、研究力低下が指摘される中、大学職員には教育研究を支え、環境を整える役割が求められています。改善と成長の余地がある今こそ、新たに加わる皆さんの力が研究や教育の活性化につながります。使命は重いですが、やりがいも大きい仕事です。大学の未来を共に支える仲間として、ぜひ挑戦してください。
澤田 佳奈

岐阜大学 高等研究院全学技術センターフィールド科学技術支援室
(採用年度:2025年度 / 試験区分:農学)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 大学内にある農場で、蔬菜(そさい)担当として植物の栽培や学生実習などを行っています。季節に応じて様々な種類の野菜を、畑や土の準備から、栽培、収穫し販売所に並べるまでの一連の作業を行います。学生実習では実習内容に応じた植物や道具の準備、学生への指導、実習後の片付けや管理を行っています。その他、サークル活動の支援や日直制で休日の動物の管理などを行っています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A もともと私は学生時代に大学農場で様々な体験をさせていただき、授業の理解が深まり、また授業では得られない知識や技術を得られました。その経験から、実習以外などで農場を利用する学生が少数であることを残念に思い、より学生にとって利用しやすい大学農場にできたらと、この仕事を志望しました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 植物がうまく育ち、見た目も味も良いものが収穫できると嬉しいうえ、それを職員の方や販売のお客様から褒めていただけると、非常に達成感と満足感を感じます。また、学生からの質問にまだ答えられないことも多いですが、その時に学生と一緒に調べて解決方法を見つけられたときは、改めて学ぶ楽しさと指導する側として親身に対応することの大切さを知ることができました。これも学生との距離が近い職場であることの魅力だと思います。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 応用生物科学部生産環境科学課程応用動物科学コースにおいて、産業動物や展示動物の生産、管理、保全について、発生、遺伝、栄養、繁殖、行動などの多角的視点から学びました。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 専攻分野の知識を持っている場合でも、最初から現場で指導なしに動けるというわけではありません。専攻分野に関わらず、現場での知識や技術は、上司や先輩からその都度丁寧に教えていただけますので大丈夫です。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 大学の技術職員は、学生に直接指導することもあり、自身がしっかりとした知識や技術を持つことが必要になります。私は、この業務についてまだ1年目なうえ、担当業務が専攻分野と異なるため、毎日が学びの日々ですが、上司や先輩が部門問わず丁寧に教えてくださいます。その日々の中で自身の成長も感じられ、仕事に対するモチベーションになっています。専門分野を伸ばしたい方も、専門外から挑戦する方も、大学職員への挑戦を応援しています。
鍛冶 桃子

石川工業高等専門学校 技術教育支援センター建設環境物質班
(採用年度:2021年度 / 試験区分:化学)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 主に化学実験・環境都市工学科の学生実験の指導補助を行っています。学生が安全に実験を行える環境を整える為に、準備から実験終了後のメンテナンスまで入念に行います。また、技術教育支援センターとして地域の公民館での出前授業や、小中学生を対象としたこども石川高専・オープンカレッジなど地域連携業務も行っています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 自分が学生時代に身に着けた知識や実験技術などを活かし、将来技術者・科学者を目指す学生を支援したいと思ったことがきっかけです。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 一番の魅力は学生との距離が近いことです。実験中に指導するだけでなく、授業以外の時間にも挨拶や会話をしてくれる学生が多くいます。距離が近いことで、学生の成長を肌で感じることができます。また、学生や先生方から自分が持っている知識や技術を必要とされる場面ではとてもやりがいを感じます。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 先端生命科学専攻で遺伝子治療の基礎研究を行っていました。大きな括りでは分子生物学に属し、人間の身体の仕組みや動物・植物の身体の出来かたなどを学んでいました。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 私自身学生時代の専攻分野とは異なる業務を行っておりますが、1、2年目に先輩方と一緒に行い様々な知識を教えて頂けたため、今は業務をこなせるようになりました。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 技術職員は職員という立場ではありますが、学生との距離が近く学生にとっては「先生」という立場として映る場合も多いです。また石川高専は、自分がやりたいと思ったこと・改善した方がいいと感じたことは受け入れて貰え、積極的に様々なことに取り組ませていただける環境です。教えることが好きな人、新しいことに挑戦したい人にはぴったりだと思います。
村野 宏樹

静岡大学 技術部教育研究第二部門
(採用年度:2019年度 / 試験区分:農学)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 主に学生実験の支援をしています。具体的には、実験前に器具の準備や機器の動作確認、実験中は学生の指導、実験後に器具の片付けや機器のメンテナンスを行っています。その他、実験棚の耐震固定工事、局所排気装置の検査、木材の加工、圃場の草刈りなど、教職員からの各種依頼に対応しています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 小、中、高、大学で学んだ知識をある程度活かせるためこの職業を選びました。また、研究機関である大学では最新の知見に触れる機会が多いこともこの仕事を選ぶ上で大変魅力に感じました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 実験を通じて学生の成長を間接的に支援できることにやりがいを感じます。どうすれば学生がより実験内容を理解することができるのか、そのために何を工夫すればよいのか、常日頃試行錯誤しながら業務にあたっています。学生が物事を理解する時、明らかに顔が"ぱっ"となります。これこそが成長の瞬間であり、これを生み出せた時が最も達成感を感じます。より多くの"ぱっ"を生み出すために日々精進しております。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 静岡大学農学部応用生物化学科(現応用生命科学科)で植物生理学を専攻していました。特に、植物の熱ストレス応答について研究していました。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 専攻分野と担当業務が異なっていたとしても、学んできたことは本人の心持ち次第で業務に活かすことが出来ます。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 大学職員(技術職員)は、生涯を通して自身の専門性・技術力を高めることができる、やりがいのある仕事です。また、自身で掲げたテーマについて研究活動に励む技術職員も大勢います。仕事に対する熱意次第で自分の可能性が広がる…これが技術職員の醍醐味だと思います。皆さんが心の内に抱く熱意を是非採用試験で語ってください。
板倉 広治

名古屋大学 全学技術センター 分析・物質技術支援室 生命情報解析技術グループ
(採用年度:2014年度 / 試験区分:生物・生命科学)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 設備・機器のコアファシリティで、分析機器の維持管理や利用者への技術指導、技術支援を行っています。分析機器の維持管理では、主に電子顕微鏡のメンテナンスや試薬調製を行っています。技術支援では、試料作製や機器の操作支援、講習会を行っています。社会貢献活動として、高校生のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)開催や小中学生向けのイベント補助も行っています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 一番は顕微鏡が好きだからです。試料作製が成功して、肉眼で見えない世界を綺麗に見ることができたときにはとても嬉しくやりがいを感じます。経験すればするほど、面白い仕事です。緻密な仕事もありますが、性格に合っていると思います。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 好きな仕事をして利用者から喜んでもらえることです。身近に多くの利用者がいるので、その反応を直に受取ることができ、感謝の言葉を貰えることは大変励みになります。最新研究のサポートができることも魅力のひとつです。担当部署について、個人の裁量が大きく自分の意志を反映することができます。希望や目標のあるひとにとってはやりがいがあります。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 工学部出身ですが、研究室では魚病学を学び、免疫測定やワクチン作製をしていました。今の仕事とは全く違う分野です。稀に魚類の試料が来る場合は、利用者と研究の話で盛り上がります。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 経験者採用の場合は、ある程度の実務経験が必要だと思いますが、若手採用の場合は、基礎学力とコミュニケーション能力、向上心のみで経験は必要ないと思います。私もこの職種は働き出してからです。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 技術の鍛錬に集中して取り組むことができる職場です。男女共に家庭をお持ちの方は、仕事と家庭の両立に、取り組みやすい環境だと思います。