東海・北陸地区 国立大学法人等 職員採用試験

機関紹介

8 国立大学法人

東海国立大学機構 名古屋大学

https://www.nagoya-u.ac.jp/

「勇気ある知識人を育てる」
 名古屋大学は、3つのキャンパス等に、9学部・13研究科、附属図書館、医学部附属病院、3附置研究所、3共同利用・共同研究拠点等を擁する世界的な研究重点大学で、平成30年3月に文部科学大臣から「指定国立大学法人」に指定されたのを契機に、さらなる高次元への飛躍を目指しています。自由闊達な学風の下、ものづくりの中心たる東海の地において、その基盤となる学術研究と人材育成を担い、我が国の学術・文化・産業の発展を支えてきました。世界の最先端を目指す独創的な研究活動や多分野にわたる国際展開は、刮目に値する高いパフォーマンスを示し、これまでに6名のノーベル賞受賞者を輩出しています。

  • 教職員数…(東海大学機構全体)7,327名
  • うち:事務職員…(東海国立大学機構全体)965名
  • 図書職員…(東海国立大学機構全体)55名
  • 技術系職員…(東海国立大学機構全体)261名

採用担当からの
メッセージ

東海国立大学機構 総務部人事企画課第一人事係
jj2028[a]t.thers.ac.jp
052-789-2028,2029
〒464-8601 愛知県名古屋市千種区不老町

 地域貢献をその使命とする岐阜大学と、世界の研究大学を目指す名古屋大学は、世界と我が国社会の大きな変動と大学を取り巻く状況の著しい変化を踏まえ、令和2年4月に東海国立大学機構として生まれ変わり、それぞれの強みを最大限に生かしながら補い合い、次なる時代へパワーアップを図っています。
 職員は機構職員として採用され、機構が求めるコミュニケーション能力や企画力、語学力などを有することはもちろんですが、加えて教育・研究への情熱や現状に対する問題意識を有し、様々な課題が生じる現場の中で自己のスキルを磨くことができる人材を求め、またその育成を支援します。
 新たな国立大学のあり方を一緒につくっていきましょう。

職員の声

板倉 広治

名古屋大学 全学技術センター 分析・物質技術支援室 生命情報解析技術グループ
(採用年度:2014年度 / 試験区分:生物・生命科学)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 設備・機器のコアファシリティで、分析機器の維持管理や利用者への技術指導、技術支援を行っています。分析機器の維持管理では、主に電子顕微鏡のメンテナンスや試薬調製を行っています。技術支援では、試料作製や機器の操作支援、講習会を行っています。社会貢献活動として、高校生のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)開催や小中学生向けのイベント補助も行っています。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 一番は顕微鏡が好きだからです。試料作製が成功して、肉眼で見えない世界を綺麗に見ることができたときにはとても嬉しくやりがいを感じます。経験すればするほど、面白い仕事です。緻密な仕事もありますが、性格に合っていると思います。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A 好きな仕事をして利用者から喜んでもらえることです。身近に多くの利用者がいるので、その反応を直に受取ることができ、感謝の言葉を貰えることは大変励みになります。最新研究のサポートができることも魅力のひとつです。担当部署について、個人の裁量が大きく自分の意志を反映することができます。希望や目標のあるひとにとってはやりがいがあります。
Q4出身校で専攻された分野はどういった内容ですか?
A 工学部出身ですが、研究室では魚病学を学び、免疫測定やワクチン作製をしていました。今の仕事とは全く違う分野です。稀に魚類の試料が来る場合は、利用者と研究の話で盛り上がります。
Q5仕事をする場合に専攻分野と担当業務が異なっても大丈夫ですか?
A 経験者採用の場合は、ある程度の実務経験が必要だと思いますが、若手採用の場合は、基礎学力とコミュニケーション能力、向上心のみで経験は必要ないと思います。私もこの職種は働き出してからです。
Q6国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 技術の鍛錬に集中して取り組むことができる職場です。男女共に家庭をお持ちの方は、仕事と家庭の両立に、取り組みやすい環境だと思います。
村田 奈里紗

東海国立大学機構 施設統括部 建築課 建築第一係
(採用年度:2021年度 / 試験区分:建築)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 大学内の全施設の新築・改修に関わる、設計・積算・工事監理業務が主な仕事です。中でも私は建築工事の監督職員として、工事現場の状況確認や内装仕上げの選定、設計事務所との打合せ等を行っており、利用者の満足度に直結する重要な業務に取り組んでいます。建物完成後は利用者に対し満足度調査等を実施し改善することで、より良い建物整備ができるよう常に意識して業務に取り組んでいます。
Q2この仕事を選ばれた理由は何ですか?
A 学生時代の設計課題で取り組んだ小学校の設計に思い入れがあり、学校の設計に携わりたいと思ったのがきっかけです。当時、時代と共に変わりゆく教育に合わせた空間の在り方を吟味・深慮することに楽しさを覚え、仕事にしたいと思いました。
Q3仕事の魅力・やりがいについて教えてください。
A この仕事の魅力は、建築・電気・機械を専門とする技術職員が連携し、施設の企画から設計・工事監理、維持管理まで責任を持って行っていること、また最先端の教育・研究の基盤づくりに施設整備を通して携われることだと思います。成果が可視化され、自分たちの専門とする仕事が大学を創り上げているという実感が得られやすく、やりがいのある仕事です。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A ぜひ一度、キャンパスに立ち寄って大学の空間づくりを五感で感じ取ってみて下さい。夢の実現に向けて、共に日々努力していきましょう!
坂上 征奈美

名古屋大学 附属図書館東山地区図書課西地区図書統括グループ
(採用年度:2020年度 / 試験区分:図書)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A 名古屋大学には多くの部局図書室がありそのうちの法学図書室の業務を担当しています。特に洋図書の担当で購入関係や受入を行っています。部局図書室ということで、図書室としての仕事であるカウンター業務や書架整理をしたり、講習会の運営をしたりすることもあります。
Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A 利用者が満足して図書館を使えるよう、ニーズの把握や現状の理解に努めています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A 大学に所属する教授や院生に対し図書館からインタビューをする機会があり、そのインタビュアー、記録係をしました。大学図書館は研究支援という役割も持ち、その面において図書館は何ができるのかを考え、また何が求められているのかをサービスの対象者から直接声を聴く機会となりました。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A 私の専門は図書館情報学ではなく大学では文学部でした。実際に図書館で働いてみて知らないことも多く勉強すべきことばかりです。また大学や図書館を取り巻く環境も目まぐるしく変化していて、そのような状況に対応しなければならず、変化に対応できる・現在の課題を把握できる能力が必要だと強く感じています。勉強できる、挑戦できる職場です。皆さんと一緒に働けるのを楽しみにしています。
岩本 夏実

名古屋大学 医学部・医学系研究科医事課 外来係
(採用年度:2019年度 / 試験区分:事務)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
A外来診療の運営全般に関わる業務を行っています。主な業務として、予防接種や産婦健診等の役所との契約業務や、外来担当医師一覧表の作成、各種会議の運営等を行っています。事務職員以外にも医師や看護師など多職種の方や学外の方とも仕事をする機会があるため、日々多くのことを学んでいます。
Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A幅広い職種の方や患者さんなどとお話する機会があるため、常に丁寧な対応を心がけています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A300人程度の医師の指定医申請を担当したことが印象に残っています。制度が始まって以来、初めての更新期間にあたり、多くの医師の申請を行うことになりました。始めは戸惑うこともありましたが、医師や役所からの問い合わせに対応していくうちに、理解も深まり、しっかりと答えられるようになった時に、自分の成長を感じ嬉しかったのを覚えています。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A大学職員の仕事は広範囲にわたるため、違った環境で多くの経験を積むことができます。もちろん最初は不安に感じることもあるかと思いますが、一緒に働く上司や先輩が様々な部署で多くの経験をしているので、とても心強いと思います。幅広い分野で仕事ができる点は大学職員の魅力の1つでもあるので、あまり心配しすぎずぜひ多くの分野に挑戦してみてほしいです。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
石川 志愛里

名古屋大学 附属図書館 情報サービス課 医学情報係
(採用年度:平成29年度 / 試験区分:図書)

Q1現在の仕事内容について教えてください。
Aカウンターに出て図書の貸出・返却処理を行なったり、学生や教職員の皆様の研究・調査の手伝いをしています。その際、自館に無い資料を他の図書館から取り寄せたり、逆にこちらの資料を他機関へ提供するサービスも担当しています。また、講習会を開催して、論文の探し方やデータベースの使い方を講義したり、Webサイト・一部SNSの管理なども仕事のひとつです。
Q2この業務の魅力や仕事の上で心がけていることは何ですか?
A大学で行われている様々な研究を、身近でサポートできる点が魅力です。なるべくひとりひとりに丁寧で均一な対応を心がけています。
Q3印象に残っている業務を教えてください。
A所蔵している資料が重要文化財に指定された際、広報室と連携して、記者発表の企画運営やパンフレット作成に携わりました。図書館の仕事は一見地味と思われがちですが、地域や社会と繋がりが深い部署でもあります。自分の関わった仕事が大学を飛び出して、社会に広く知ってもらえることがあると実感した貴重な体験でした。皆さんの思っている以上に、大学職員はさまざまな経験ができる仕事だと思います。
Q4国立大学法人等職員を志す皆さんへのメッセージをお願いします。
A図書館に限らず、大学を取り巻く環境は日々変化しています。その分、皆さんの「得意なこと」を生かして活躍できるチャンスがたくさんあると思います。「やってみたい!」と思ったことには積極的にチャレンジしていける職場です。一生懸命取り組んだ結果、学生や教職員の皆様から「助かった」「ありがとう」と言われたときは、とてもやりがいを感じます。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。